いつまでも、どこまでも・・・

ノスタルジアを求めて


 ツアー参加予定であった女性陣が急遽各々やむを得ぬ事情によりリタイアされましたが、7名のメンバーとそのご家族の方によりいよいよ第一回セブ島ツアーが開催されました。

私東海支部(メンバーは私のみ)メンバーは2007年2月9日に中部国際空港めざして早朝5時に家をでました。
途中、空港近くの半田市内の24時間営業のジャスコにて買出しをし準備万端車を走らせました。
マイカーをあらかじめWEBサイトで予約しておいた所へ預けに行くと、誰もスタッフがいないではありませんか。でもしばらく待っていると「お待たせしました、今お客さんを送ってきたところです」とスタッフの方が申し訳なさそうに空港から帰ってきました。まあ大目にみましょう!
空港に着きチェックインで並んでいると、前の男性4人組が2万円余りの超過料金請求に対し閉口して再度荷物の詰め直しでリタイア。私は無事通路側をゲットし、ドリンクスナック等のサービスのある空港ラウンジへ。
私のカードの場合同伴者一人を含め利用料は無料。でも高い会費払ってもたまにしか得られない恩恵です。あっ、そういえば航空券をこのカードで買うと自動的に旅行傷害保険も付いてきましたか。
機内では、いつもはセブでの到着日(初日)がすぐに終わるのがもったいないので鋭気を養うために座席の肘掛を上げて4席占領し極力身体を休めることに専念します。
また今回もそのつもりで乗り込むとガラガラと思いきや、うーん、とてもじゃない満席状態で寝れるどころではありませでした。よって第二弾、ビールを控えることに。機内でのアルコールは現地につくと結構疲労が残る性質(たち)なのでので少なくとも疲労を最小限に・・・。
マニラから国内線の乗り換えはguwapoさんの乗り換え指南がガッチリ頭に入っていて不安なし。
イミグレから両替屋を覗くと3830ペソと思ったより低い。これならセブ空港のほうがレートが高いんじゃ・・・と思いマニラでは1000円のみの両替で完了。なんとわずかな差でしたがこれが正解でした。セブ空港は3880ペソ。
セブ空港からホテルまでは、一応達人のふりをして周囲には目もくれず国際線出口から人通りをスルーして(途中ひょっとしてモンテベリオのスタッフがお迎えにきていないかと・・・そんなはずはなかった)、一目散に階段を上がりDepertureの入口の前で行列をなし客待ちしているメータータクシーに乗ります。SMでのタクシー乗場で乗るのとなんら変わりのないわずらわしさのない場所で快適です。
車中ドライバーにどのくらい空港で客が拾えるのかと聞くとおよそ30分とのこと。流しより空港での客待ちのほうが良いという...雑談をしているうちに何事もなくホテルへ到着。マニラからの国内線が定刻の16:30に到着後、ホテルへは17時過ぎに着けました。まだまだ明るいセブです。



久々モンテベリオの巻
 しばらくぶりのモンテベリオホテル。ここ近年は料金が上がっていたので敬遠していたのですが、入るといきなりベルボーイのエリックが、
「ゴトSUN!、Long time no see!!!」と声をかけてくれました。うれしい、エリックはいい奴だ。本当はエリクソンという名前なのだが、モンテのスタッフはほとんど誰もがニックネームをバッジに使っている。達人としてはお決まりとして明治のマカダミアチョコレートを一箱あげる。
次にフロントに行くと、若い女性スタッフの隣にどこか見覚えのあるおばちゃんが、
「ゴトSUN! How are you!」ですって。
私も「you are always beautiful!」と後々のディスカウントのためにいいかげんな一言を言ってしまったのですが、マカダミアチョコレートを一箱あげてその場をにごしました。
ところが結果「マネージャーに言っとくね」でおわり、この人には権限まったくないことが判明しました。
チェックインを済ませ、隣のキャッシャーに顔を出すとここでもメガネのおばちゃんが以前と変わらずキャッシャーの座をしっかり守っていました。
キャッシャーのおばちゃん 「ゴトSUN!いつ着いたの?」
私 「Just now!」
だいぶ老けてしまっていたけど、彼女にも一応マカダミアチョコレートを一箱。
ところでセーフティボックスが新しくなっていた。木製が金属製に、しかもピカピカで気持ちがいい。
貴重品をすべて預け終わり、ホテルのロビーを見渡すがまだそれらしきゴトSUNツアーの面々の姿はなさそうだったのでベルボーイに荷物を持ってもらい部屋へ。
部屋はあちこちにリノベーションの跡があった。まずベッドのマットが硬くなっている。
絨毯や壁のクロスもきれいに張替えてあり、テレビも平面に近いブラウン管だ。
洗面所やバスも少し高級になっておりこれならこの料金でもしかたないかなとやっとのことなんとなく納得した次第です。後でわかったことですがロビー奥のカフェブーゲンビリアはテーブルセットのみで営業なし。ロビー左手のバーも閉鎖されていました。
さて、まだ6時前で皆さんとの待ち合わせにはたっぷりと時間があったので、ベルボーイに聞いたガイサノカントリーモールにあるというマッサージへ直行。ガイサノのテナント棟の二階にマンダリンという中華レストランがありその隣にありました。
タイ式マッサージで1時間150ペソ、フットマッサージ30分50ペソ、たっぷり約2時間で合計200ペソで終了。素人に毛が生えた程度の技術でしたが、とにかく気持ちよく眠くなりまあまあ満足だったのでチップを20ペソあげて帰ってきました。



いよいよメンバーとの対面の巻
 ホテルに帰りロビーでタイミングよくメンバーの皆さんとお会いすることができました。
まず皆さんの進行役らしいAlexさんをはじめ、おににさん、Takeさん、guwapoさん・・と、皆さんとは吉本新喜劇風に言う「初めての初対面」でした。何て言っていいのやらどう振舞ったらいいのやらこういう出会いはいまだかつてありません。なんとも表現しづらいですね。
でも何とか無事に今まではボードだけのメンバーと現実にめぐり合うことができました。
そうこうしているうちに予定の時間に。「しまった!」セーフティBOXへ旅行バッグのキーも一緒に預けちゃった、せっかくのゴトSUN Tシャツはバッグの中。
取る物も取り合えず、すぐにAlexさんのリードでまずはウェルカムパーティ会場のライトハウスへ・・・・・・・
ライトハウスではバヒアリゾート滞在メンバーの関東支部長のシブアノさん、hidekiさんとご対面することが出来ました。
今宵は多士済々のメンバーと待ちに待ったセブ初日の楽しいうきうきとしたパーティです。
後で思ったことなのですが私はほとんど料理は口にしておらずAlexさんお薦めのクリスピーチキンだけが記憶に残っていました。だからビールの回りも速かった。皆さんとの会話もテンションが上がり過ぎて夢の中、恥ずかしながら皆さんと何をどんな風に語り合ったかほとんど覚えていません。
その後Alexさんのお薦めでカラオケ小町へ繰り出し・・・・ホテルに帰ったのが午前2時位?あまり記憶にありません。



市内観光の巻
 2月10日の2日目は前日の遅い就寝にもかかわらず9時に起きて、レストランヘ。爽やかなそよ風に吹かれ、(ほんとハワイのような気候でした)穏やかな陽の差し込むプールサイドで皆さんが歓談中。
ボーイにクーポンがいると言われたのですがもらっていないといってそのボーイの顔を見たとたん、びっくり、
私 「オーー」
ボーイ 「あなたは ゴトSUN!」
どこへ行ってもフィリピンの人たちはこちらの顔を覚えていてくれるのですね、この国の人たちこの類の記憶力は抜群です。
ボーイさんが顔見知りだったのでなんとかクーポンナシでスペシャルメニューをいただきました。
あとでわかったのですが、クーポンはその後ポケットから出てきました。チェックイン時にもらっていたんです。
話は変わりますがその時ボーイさんの名前を確認したらばMr.ココイ・・・なんとシブアノさんも会ったことのあるバンタヤン島でお世話になったココイ氏と同じでしたので2度びっくり。心なしか顔も兄弟みたいに似ていました。
その後、昨日の出来事、今日のこと、セブについてなど皆んな楽しく語り合いました。こうしたメンバーと美しい朝の静かなホテルでゆったりとした時間に埋もれ何物にも代え難い至福の空間を過ごせたことはおそらく忘れられないでしょう。
本日はすばらしい天候の下、市内観光の日です。
最初に両替のためにAlexさんのご指導の下、サリナス通りを北上しJYスクエアへ。実は長年セブへきている私にとって以外や以外初めての場所でした。もっぱらフェンテ・オスメニア界隈を縄張りにしていましたので、このラホッグ周辺には今はなきシーフードシティくらいであまり足を伸ばしたことがなかったのです。
無事両替を済ませ・・と言いたいところですが、メンバーでなんとものすごい分量を両替しているお方をお見受けしました。圧巻でした、内心うらやましい限りです。
D.Mガイサノ通りからTaoest Temple、道教寺院には今まで下の駐車場から長いきつい階段を上り汗ダクダクでやっとの思いで本堂に到着したのですが今回は上から行ったのでいきなり本堂です。こんな簡単な方法があったんですね、この点達人としてはまだまだ未熟者です。でも体力のない方でもこの方法なら簡単気軽に行くことが出来ます。
相変わらず眺めがいいです。目の前に赤屋根のきれいな集合住宅が見えましたがあんなところに住めてセブで暮らせてうらやましい、それとなく教えてもらいました。
道教寺院からは海に向かって右側が少し小山になっているのでセブの南側だけは眺望がイマイチですが他はセブ港やビルディングなどセブシティの大半が綺麗に見えすばらしい眺めです。目の前に今回は行かなかったのですが達人用ウォーターバッファローゴルフコースが見えました。
道教寺院後、お昼の時間になったのでハイエースはアーチビショップ・レイズ通りにあるグランドマジェスティックに寄りました。
名物ランチバイキング&フカヒレスープを堪能しビールも飲んで大満足です。個人的には北京ダックの味がよろしゅうございました。ところがこのレストランセブでも上流階級らしく上品に見えるお客様が多く我々の服装ではちょっと場違いかなと感じたのは私だけですか・・・。
でも上流階級のご婦人方、日本人の観光客の団体などには一瞥もくれません。ダウンタウンへ行けば間違いなく周囲の注目の的になるのに、流石です。
次はマジェランクロス、サントニーニョ教会、サンペドロ要塞と続きました。
私は5〜6回来ていますので何ともなかったですが、ただ今回、かつてサンペドロ要塞の周囲は海だったということを初めて知りました。それでたいした高さがなくても敵をある程度防げたんでしょうか。ということで今回特別に人の良いおじさんがガイドをしてくれました。このおじさんによるとこの要塞はサンゴで作られているとのこと。



ディスカウント合戦の巻
 ホテルに帰り、その足でマネージャーを探し、長いお付き合いだからとディスカウントを頼み部屋へ。マネージャー室で明治のマカダミアチョコレートを2箱渡す。
マネージャー 「I will try!」とのこと。
その後マネージャーより部屋に電話があり、
「ミスターゴトSUN、実はすでにプロモチャージになっているけど今回に限って特別10%ディスカウントしますね、ありがとう!」
「Oh,Thank you so much!」 「ヤッター・・・」
ところが、これが後でわかったことだが実際のところ私の手柄ではなかったようです。Guwapoさんがそのあと交渉していてくれたらしいのです。
私の場合、交渉では昔のよしみでしょとか、you are beautifulなどのほめ殺し一辺倒なのが、Mr.guwapo氏はマネージャーに何人で何日滞在するから・・・と掛け算やパーセントを駆使し流暢なセブアノ語で理路整然と交渉してくれていたのです。そのおかげで全員10パーセントディスカウントの恩恵に預かることができました。あらためて有難うございました。
Guwapo氏の交渉力は只者ではなくJYスクエアの両替所でもそうでした。その時も我々にはわけのわからないセブアノ語を駆使しまたもや割り算や%を出しつつ、なんと2度までも受付嬢からオーナーに電話させ交渉させたのです。さすがです。



セブ島サミットの巻
 2日目、市内観光を終わりホテルで休息をとり、夜の7時から今回のメインイベントの一つ、現地在住の皆様方とひとときを語らい交流を目的とした「セブ島サミット」の開催です。
早速モンテベリオからホテルタクシーでサリナス通りのディスコサンフラワーの入口にあるTSIBOGSレストランへ集合しました。
誰も着てくれないんじゃ・・・と内心心配していると、来て下さいましたお一人!セブの大久保彦左衛門adamさんうれしかったです。
早速スペシャルゲストをお迎えし握手をしご挨拶をしました。
歓談中花火がうるさかったり店がオープンエアだったりして十分な会話はできませんでしたが私自身料理はそっちのけでとても楽しく交流することが出来ました。
会うは別れの初めなり・・・・と申しますが時間もあっという間に過ぎてしまいいよいよadamさんとのお別れの時となりました。幸い別れ際に写真を一枚全員で撮らせていただきました。
Adamさんもお一人でしたのでもう少し在住の人数が多かったらより楽しくリラックスして交流がなされたかと思いますが窮屈な思いをさせたらばお許しください。これからもセブでお元気で・・・・またお会いできることを願っています。
次回、再び機会があればtangさんを初めもっと多くの方々にも参加していただけるとうれしいですね。



セブの定番 魅力のアイランドホッピングの巻
 2月11日の今日は待ちに待ったアイランドホッピング。天気はセブ入り以来連日良好です。
2日連荘で午前様、もうこの時点で私の脳は睡眠不足で凝り固まってしまっているのに、そこはセブです。行動が始まるとすがすがしい気分になれるのは不思議です。昨晩もサンミゲルを鱈腹いただいたのですが、もう終わりの頃のサンミゲルは何本飲んでもトイレで出すだけ、ビールもほぼ水状態でした。
さて、ハイエースはマクタン島組をピックアップするためにシャングリラホテルへと向かいました。その後マリバゴビーチへ。
当初、達人としては船賃が少々高いな・・と思いつつ皆さんと桟橋から小ボートを使い船に乗り込んだのですが、船がデカい、デカい。さすがのアイランドホッピングの達人も度肝を抜かれました。
初めてこんなデカい船で、アイランドホッピングをしたのは。ゆうに20人は乗れるでしょうか。
船が動きし早速ビールのクーラーボックスを開けると、
あれ〜――、氷がほとんど入っていない。大きな船に圧倒されていたのか達人としての基本動作(ビールが冷えているかの確認)をうっかり忘れさせました。いつもなら岸辺のサリサリで氷をすかさず追加させるのですがすでに岸を遠く離れていました。
それでも今日は楽しい団体のアイランドホッピングです、気を取り直してビールをボトルごとグイッ、あーぬるくても暑いから美味しい!!。
途中、メンバーの一人にマリンジェット希望者の方がいらしたのでマリンジェットの交渉をすることに。ヒルトゥガン島沖のシュノーケリングポイントまで営業にきたジェットの兄さんに「1000ペソくらいでどう?」とツアーガイドのT氏に聞いてもらったのですが見向きもせずにスーーーッと逃げていってしまいました。
達人の古い感覚だと周りからバカにされつつも、達人の道としてはどうしてもしなくてはならない、言い値あるいはこちらの希望値の3分の1くらいからの基本的交渉でした。
結局T氏が交渉して2300ペソくらいで貸してくれてメンバーの方も境界ブイのないセブの海を十分楽しまれたようでよかったです。
メンバーの皆さんがシュノーケリングしている間に、船上でバーベキューの準備が始まりました。炭を起こす者、食材を捌き味付けする者などボートスタッフが手際よく仕上げていきます。
私が最初に大好きなイカ焼きをトライしてみるとめちゃめちゃ「美味い!!!」でした。
どんなレストランもさすがにこのバーベキューには当分対抗できそうにありませんね。
その後皆さんも大満足の船上バーベキューランチでした。
帰りの風景、マリバゴ周辺ではJWBホテル近辺やコスタベラでは建築工事が盛んでした。まだまだマクタン島は発展しそうです



ポルトフィーノリゾートの巻
 アイランドホッピングを終えて、ハイエースはケソンナショナルハイウェイを北への帰り道右折して、かつてのマリシェロ現在のポルトフィーノリゾートに寄りました。
ところが、リゾートのエントランスは瓦礫同様になっており当初の期待を裏切られましたが、かろうじて高床式の幻の回廊レストランは健在でした。また貝殻屋根のバー付きプールも健在。リゾート内へ入るとこの日はウイークエンドだったのでローカルゲストでビーチやコテージ、プールはとてもにぎわっておりました。逆に考えるとこのリゾートのプライベート感は今のところ限りなくゼロに近いということです。
コテージも昔のままの雄姿を見せていましたがコテージの周りの芝生やコテージ間の通路等は手入れがされておらず荒れ放題、プラスティックごみも散乱しているような状態です。
いつになったらかつての素晴らしいリゾートに生まれ変わるかと言えばそれはたぶん無理でしょう。今後お薦めしたかったリゾートだっただけに正直この程遠い状況を今回肉眼で確認しガッカリした思いでリゾートを後にしました。



カラオケ小町の巻
 1日目のウェルカムパーティの後、Alexさんの紹介によりメンバー全員でA.Sフォーツナ通りに面したカラオケ「小町」に連れて行ってもらいました。この店は私が最近行った中で久しぶりに繁盛しているお店で料金がセットで一人500ペソ(1時間+指名付き)と最近のカラオケにしては格安。しかもさすがに店名のとおりか美人ぞろいの店でした。
さらに、さらに、店内はVIPルームなしのいわゆるカラオケ店草創期のスタイルの店で歌はステージもしくは座席で歌います。実はこの私もこういう昔のスタイルが大好きなカラオケ同好会の一員なのです。
ある程度お店に馴染んで飲んでいるといきなりの歓声。女の子たちが大騒ぎして喜んでいました。
何が起こったのかと周囲の人に聞けば、なんとメンバーの一人がホステス全員をご指名されたとのこと。さすがお金の使い方がお見事!、不肖達人としても感服した次第です。
私も大昔、セブ・ディ・アモールというカラオケ屋で女の子全員20名ほどの方に一人100ペソ札のチップをばら撒いてしまったことがありましたが、今回のメンバーの方はその上の上を行っていました。
プロモ料金だけに深夜訪問の店となりましたが、Takeさんもアルコールも強いが体力ありましたね。こちらは年のせいか眠い眠い。
ふと頭に浮かんできました。セブに行けば誰もが目にする「持てる者は持たない者に施す」光景。
実際の生活面のありとあらゆる場面でこのテーマが生きているような気がします。フィリピンでは当たり前の世界。日本だったら変な自尊心やみじめさみたいなものが付きまといますが、ここにはそんな意識はない。兄弟のような仲間意識でお互いを助け合う互恵の精神?と言ったほうが適切でしょうか。うまく理解できませんが良いことではないでしょうか?、それに皆んな底抜けに明るい。



7D工場の巻
 2月12日はホテルのトランスファー。モンテベリオからニッケイガーデンホテルへ移動する途中、guwapoさんの発案でマンダウエ市の7Dドライマンゴー工場によることになりました。
AS.フォーツナ通りを下りサンミゲル工場近くから東へ路地を入ると目立たない門構えの7Dの工場がありました。
中に入るとドライマンゴーやネクターのダンボールが山積みでした。早速guwapoさんが得意のセブアノ語で料金を聞きディスカウントを試みると1袋80gがなんと約40ペソです。日本円で100円といったところでしょうか。噂どおり一番安いです。
私はドライマンゴーを20袋、ネクター(ジュース)を20個買いましたが本当はマンゴー100袋買いたかった(涙)、残念ながら現金がなかったのでhidekiさんに借りました。ありがとう。ネクターに関しては過去空港で重量オーバーになる苦い経験をしていて今回も危険性大でしたので控えておきました。
(ちなみに、帰りのセブ空港での私の受託荷物は計ったようにまさかのジャスト20kgでした)



路上ハンモック売りの巻
 ニッケイガーデンにチェックイン後、私が網のハンモックの話をしたメンバーの一人hidekiさんが是非購入したいとおっしゃるのでそれではと、バスで目的地に行く途中その場所に寄ってもらうことにしました。
その場所とはセブ市内、カバフグ通りとSMから北へ延びるルナ通りの交差した場所辺りで、いつもその近辺でハンモック屋がたむろしあるいは車内の人たち相手に行商していることを知っていたからです。
行くとやはり彼らはいました。
早速まずは金額の確認と交渉です。するとなんと私よりも先に親切にも今回のツアーガイドのT氏が交渉をしてくださるということで先に出ました。
ところがどっこい、当の私は無意識にその彼の前に立ちはだかり彼を交渉の場から退けてしまったのです。
なぜそんなことをしてしまったのか後悔しましたが、実はセブに来出してから今日までガイドや知り合いの交渉には散々期待はずれの目にあってきたという経験があったからだと思います。
といいますのは一つの仮説として(私が勝手に思っている仮説=こだわりです)、
ディスカウントする時、「現地の人は現地の人に対し観光客の味方をして強く値引き交渉することはしないのでは?、観光客(日本人)に厳しくて現地の人には甘い(互恵の精神?)ぞ」という説です。
むしろ現地女性のほうがその点忌憚なくそれこそ掛け値なしに交渉してくれるのではなかろうか・・・ということです。
ところが彼がその後ご立腹。なぜかといいますと「せっかく人がうまく交渉してあげようとしたのに邪険にされた」ということです。
私たちがセブで行動をするのに彼らにどれだけお世話になっているのか計り知れないのに、私は彼に大変申し訳ないことをしたなと思いバスの中で参考にどのくらいまで値段を下げることが出来たのか聞いたところ「ちょっと前に300ペソで買ったことがあるんだ!」とその親切なT氏は得意げに言われました。一基1500ペソのハンモックです。なんと私の仮説もこれまでか・・・ひょっとして現地価格がこんなのにもあるの?・・・
いずれにしても行商人の持っていたハンモックが色が茶色だったのであとでまた来るから白いハンモックも用意しておいてと言い残しそこを去りました。
さて、再び目的地からの帰りにその場所によりました。白はありませんでしたが、今度は素直に親切なT氏に交渉を任せました。
網の両端をくくる素材に強固なバンブーを使っているから高いんだとその行商人は主張していましたが結局その場は1500ペソを1300ペソまで下げて親切な彼の値切りはギブアップ。網だけなら300ペソ(値切る前から)ということでした。「なあんだ・・・お兄ちゃんはこの網を買ったんだ」
ちょとまだ高かったのでそこでは購入は断念しましたが、メンバーのハンモックを手に入れる気持ちに変わりありませんでしたので、私とそのメンバーご夫婦3人でSMでのショッピング後でタクシーで三度交渉に向かいました。
結果は2基セットで1500ペソとお買い得な感じでした。まずまずの成果でしたでしょうか!hidekiさんお疲れ様。



ニッケイガーデンホテルの巻
 マンダウエ市のH.コルテス通り高架下に位置するニッケイガーデンホテルにguwapoさん、おににさんをのぞく全員がチェックインしました。
当初の予定ではマクタン島のリゾートに移動しマクタン島のレストランで夜フェアウエルパーティを催す予定でしたが急遽状況が変わり一同賛成の上セブ空港にも近いここニッケイガーデンホテルに決めました。ちなみに「ニッケイ」は「日経」や「日系」ではありません。オーナーの娘の名前が由来だそうです。
皆さん部屋に入る前に殺虫剤を撒いてもらっていましたが、私の場合「のど元過ぎれば熱さ忘れる」でデング熱などまるで無警戒、ダメですねえ。
Cebu North Roadとも言われるブリオネス通りからH.コルテス通りの角にあったシェルのガススタンドはすでに跡形もなく、ホテルの反対側のマーケットだけは賑わいを呈していました。本当はこのホテル滞在のもう一つの楽しみの意図として、マーケットでの1ペソの達人と謳われるシブアノ氏のご指導の下"正しいトゥロトゥトの歩き方"を伝授していただこうと身構えておりましたが残念ながら時間がなく実現できませんでした。次回期待したいと思います。



フェアウエルパーティの巻
 あっという間の4日間でしたね。
夜は明日の帰国を控えてのフェアウエルパーティです。一同マクタン島の韓国レストランに集合し韓国風シャブシャブをいただきました。
今夜が最後ということもあって、メンバーの皆さん共々すでに兄弟のように打ち解けあって、様々なお話で歓談することが出来ました。
関東支部のメンバーは事前にオフ会で親交を深め合っていたのですが、皆さんのおかげで当初の不安が消えうせた私は、ずーーと昔からの友人のような思いでに最後まで皆さんと接することが出来ました。
明日は直行便の皆さんより遅い出立の国内線なので今夜が皆さんとの本当の意味のお別れの時です、今度いつまたお会いできるか何の保証もありません。
ファウエルパーティもお開きとなり、お店の外で一人一人力強く握手を交わしながらお互いを激励しあい労わりあって、セブで過ごしたこの時あの時を惜しんでの涙、涙のお別れとなりました。
メンバーの皆さん、そして何よりも旅を盛り上げてくださったそのご家族の皆さんほんとうにどうも有難うございました。



帰ってきたタクシーの巻
 最終日2月13日朝、ニッケイガーデンホテルからメンバーの皆が出立した数時間後一人タクシーに乗り空港へ向かいました。こちらはゆったりとした帰国日です。ホテルで調達したタクシーが国内線ターミナル前に着きドライバーに170ペソ余りを払い荷物をもって降り、すぐに国内線建物に入り荷物チェックの列に並んで荷物を降ろすと、あれっ!なにかがない。
「ああ〜リュックだ〜」
カードやカメラも入っていましたが・・・・なんとパスポートとチケットが・・・
「うぞ〜ーーっ!」
「ヤッバーーー!」
急いでタクシーを降りたところまで戻って見てもタクシーは見当たらない、当然でしょう、なにせ降りてから5分以上も経っていたものだから。
タクシーが去った後、追いかけようとも一瞬思いましたが考えてみれば無理。
すぐ近くにいた何人かのポーターに「溺れる者は藁をも掴む」思いで助けを求めました。
「なんと言う会社だ!」
「ナンバーは?」
「ラゲッジスペースか」
と矢継ぎ早に質問されても何も答えられず。
ただ「ドライバーの後部座席へ置いた」といえただけ。
「道路の向こうにいるポリースに聞け」といわれ急いでポリースに聞くも埒があきません。
路上でおもわず「オー マイ ゴッド!」と叫んでいた自分がそこにはあったのでした。
メンバーの皆さんの成田行きが離陸する直前の時間帯の出来事です。
万事休す。
十数分どうしようかと真っ白の頭で放心状態でいると、ある一台のクーペ風のタクシーがすーっと視界に入ってきたのでポーターに、
「あれだよ、あの形に似たタクシーだったよぉー」と半泣き状態で伝えると。
ここから信じられないことというか奇跡が起こりました。
ポーターが
「オオオオオオオオーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」
「あそこにあるじゃないかー!」
遠く見ると後部座席に、あった、あった、あった、あるよーー。そのまんまで。ヨカッター〜〜・・・。


タクシーは帰ってきたのです。



あとがき
 今回参加されたメンバーの方たちのご対面については私にとってはぶっつけ本番でした。にもかかわらずお互いにセブの良さを知っている者同士の集まりである故か(少なからずボードの上での交流の下地もありましたが)最初から友人のように打ち解けることが出来、楽しみも共有することが出来ました。これもひとえにシブアノ支部長さんをはじめメンバーの皆さんおよびご家族の方、さらにセブ在住の皆さんのおかげだと思っています。あらためて感謝いたします。
ツアー内容につきましては今回は無難?に「正しいセブ島の歩き方」といった基本パターンのスケジュールでしたので特別なメニューはありませんでしたが、それでもあらためてセブの良さを再確認することができました。それと団体行動というのが私にとってたいへん久しぶりのことででとても楽しめました。個人旅行だけでなく"皆んなで楽しむセブ島旅行"もまんざら捨てたものではありません。ただ今回滞在ホテルがマクタン島とセブ島と、遠く離れていたためピックアップを含め想像していた以上にハードスケジュールになり、贅沢な話ですがもう少しゆっくりと皆さんとお話ができたらと欲張ってしまいました。

次回も出来ることならツアーを是非開催できたらと思います。今度はダナオ、ボゴ、バンタヤン島などセブ北部とかボーホールのアロナ、カビラオ島とか、シキホール島もいいですねえ、などなどまた違ったエリアも候補になると楽しみですね。ゴトSUNセブ島ツアーは旅行会社のツアーではなく、当サイト訪問の皆さんの企画による当サイト訪問の皆さんのためのサイト仲間のツアーです。近い将来第二弾のツアー企画が立ち上がりました折にはさらに多くの新しいメンバーの人たちが参加しご一緒に旅行できることを楽しみにしております。
最後にこのツアーを開催するにあたり多くのセブ在住の方々の良きアドバイズをいただきました。本当に有難うございました。またこれからもどうぞよろしくお願いします。次回サミットでは是非またお会いしましょう。


(参考)
今回のツアーに先立ってメンバーのおににさんが作成してくださったスケジュール表




おわり