〜セブ島最前線2003


                       
                                           2003年10月17日〜21日
                                      寄稿者  たーさん  寄稿日   2003年11月4日



  このホームページに掲載されたセブ島を訪問した方の旅行記が大変参考になりました。初めてのセブ島訪問でしたが、不安をあまり感じることなく、日本から出かけられました。これも皆さんのおかげです。また、ホテルの選択にあたっても迷うことなく、マリバゴブルーウオーターに決定できました。
 作文は苦手ですが、皆さんへの感謝の気持ちから私の旅行の報告をさせていただきます。


 





一日目

  名古屋空港からCX午前の便で出発しました。CXのカウンターでは、香港−セブ島のチケットも手配してくれるが、香港で搭乗するゲートの番号は無記入です。香港に到着し、デイスプレーの画面でセブ島行きの便のゲート番号を確認しようとしましたが、出発予定時刻が約3時間後なのでまだ表示されていません。その場所で30分ほど休憩し、再度デイスプレーの表示を見ましたが、まだ見当たりません。仕方がないので、CXのカウンターに行き教えてもらいました。実は、最初、CXのカウンターで教えてもらおうと行きかけたが、混雑していたので表示されるのを待っていたのです。その時は、先ほどより空いており、5分ほど待って聞くことができました。
 セブ島へは、予定どおり夜7時過ぎに到着しました。この旅行は、個人手配なので空港にはだれも迎えに来ていません。(会社を定年退職したら、長年あこがれていたバックパッカーを実行する計画なので、この旅行は、入門編最初の一歩です。)
  入国手続きを終え、タクシー代として1,000円をペソに両替する。481ペソだと記憶しています。両替の人には1,000円だけという顔をされました。空港出口を出て、右方向のクーポンタクシー乗り場を探す。直ぐ係りの人が近づいてきたので、セブシテイミッドタウンホテルと告げると190ペソと言われる。今回初めてのセブなので、マクタン島のビーチホテルへはすぐには行かず、セブ市内を見てからビーチへという計画です。
  女性のドライバーで、当然英語で話し掛けてくるが、単語の1/4ほどしか分かりません。明日、半日タクシーをチャーターしたいと伝えたら、電話をくれと名刺を渡されました。初めての所で、暗いし、何処を走っているか分かりません。30分ほどしてホテルに到着。
  飛行機で昼と夜を食べていたので、お腹はすいていません。ホテルに隣接するロビンソンデパートへ見学に行きました。そのあとデパートの外でビールとつまみを探しましたが、見つけられませんでした。(ホテル真向かいの州庁舎に通じる道の東側に二、三軒あります。その時は知らなかった。) 仕方がないので、水とつまみになりそうなお菓子だけを買いホテルに戻りました。) 寝る前に風呂に入ろうとしましたが、35度くらいのお湯しか出てきませんでした。(早朝、シャワーを浴びましたが、やはり35度位のお湯しか出ません。まあ仕方がないか)




二日目

  会社勤めの習性か、朝5時(日本時間6時)にはいつものように目を覚ましました。直ぐ、シャワーを浴びましたが、熱いお湯は出ません。まあ火傷をしないと思えば我慢できます。ホテルの周りを1時間ほど散策しました。
 きれいな教会なので写真をとりました。
ホテル前のフェンテオスメニアです。木々の向こうの建物がミッドタウンホテルです。併設のロビンソンデパートは木の陰になりよく見えません。
 オスメニア沿いには私の確認したところ、4軒の両替屋がありました。ホテルから反時計周りで2軒目の両替屋で、10、000円を4,980ペソに交換しました。($1=約109円)             
  ホテルに戻り、バイキングの朝食を食べました。私はいつものとおり、主食はご飯ではなくパンを選びました。おかずの種類は、この後泊るマリバゴの約半分でした。宿泊料もマリバゴの半額だから仕方がないか。私は好き嫌いはないから不満はありません。質より量です。
  部屋に戻り、約束したタクシーを待ちました。遅れること約1時間タクシーがフロント入口に到着です。フィリピン人は時間にルーズだと聞いていましたから、噂どおりだと自分に納得させ、女性ドライバーを詰問しませんでした。本人は、道が混んでいたと言い訳を言いました。私は、軽く聞き流しました。
  最初、道教寺院に向かいました。この時、雨は、土砂降り状態でした。ドライバーは渋滞を避けるため、裏道ばかり走行するので、東西南北どの方向を車が走っているかまったく分からない状態です。

教会



フェンテオスメニア
  しかし、道が、坂道を走り出した頃、北へ向かっていることが分かりました。寺院近辺は、セブ市の高級住宅街でした。私の日本の家より立派な家ばかりです。
道の途中に検問所があり、ドライバーはIDカードを預けていました。帰るとき、返してもらうシステムです。
  道教寺院に到着した時は、雨は小降りになっていました。寺院内のお祈りする場所には、私が以前台北市で見たほおり投げて表か裏で占う木片が置いてありました。ここはフィリピンという感じがしません。回りは静かです。私以外の参拝客は、フィリピンから見て二組の外国人(一組は日本人夫婦で、この後マリバゴのプール横のレストランでも見かけました。世間は狭いのか。日本人の行動パターンは良く似ているということか。)。数名のフィリピン少女の団体と少なかったです。見学を終えたら午後1時を少し過ぎていたので、ドライバーと食事にしました。寺院から数分走ったでしょうか。名前はわかりません。降りるとき、傘を差して濡れない様気を使ってくれたガードマンらしき人がいました。帰る時チップとして10ペソ渡しました。
  最初、入口の席を指示されましたが、落ち着かないので奥に座りました。メニューを見ながら横に目をやるとおいしそうな物がありましたので、セームと言いました。後は魚のフライとチキンバーベキューを注文しました。ご飯以外に勿論、サンミゲールビールを注文しました。私に合うおいしいビールです。私がセームと言ったものは豚の骨に付いたゼラチン質を揚げたものでした。生まれて初めての食べ物です。ビールのつまみによく合い美味しいです。ビールのおかわりです。
 この後、ダウンタウンのサンペドロ要塞に行ってもらいました。さっきまで小降りの雨が今は大降りです。この10月は雨期だからこの雨は、我慢しましょう。

道教寺院
  ここは傘をさしての見学です。中で先ほどまで結婚式が行われていたようです。テントが三つ張られ、一部の人がパーテイーをしています。花嫁、花婿の姿はありません。中庭の写真も撮影しましたが、アナログカメラですのでこのページでは紹介できません。
  出口を出た所でギターを買うよう日本語で勧めてきます。少し、ハングルが話せますのでハングルで応答したら、値段の数字をハングルで言ってきます。韓国人の多いことがこれからも分かります。

サンペドロ要塞
  次は近くのショッピングセンターS.M.へ行きます。土曜日なのか駐車場は満車状態です。入口よりかなり遠い所から建物に行かなければなりません。1時間程、ウインドショッピングです。日本のイオン(ジャスコ)といった感じをうけました。最後にホテルで飲むビールとつまみを買いました。おみやげは、乾燥したマンゴーにしました。
  夕方ホテルの入口で1,100ペソを払いました。相場が分かりませんので、私のカンです。少し払い過ぎかな。あまり多いと後から来る日本の方に迷惑をかけてしまいます。
 今日もぬるいシャワーを浴びてから、夜の散策に出かけました。ホテル近くのレストランで夕食を食べました。注文する時、気が付きませんでしたが、レチョンもありました。オーダーはアジの塩焼きと知らない魚の煮付けです。向こうは、日本人と分かって受け答えしてきます。顔と雰囲気で判断するのでしょう。ビール2本、ご飯でトータル185ペソ位だったと思います。
  食事終了間際に、ライブが始まりましたが次の目的があるので勘定して出ました。この後、数分歩いてゴーゴーへ行きました。入口のお兄さんは、日本人と分かると道の反対側にあるカラオケ店を勧めてきました。初志貫徹で、入店です。8時少し前なので客は私以外誰もいませんでした。しばらくして白い軍服姿の外人3人が入って来ました。横に付いたチーママさんに聞くと、インドネシアとマレーシアと教えてくれました。顔からフィリピン人ではないと分かりましたが、何処の国かは直ぐに分かりませんでした。女性のオーダーを追加する毎に、私がサインして確認するシステムですので安心して飲めます。初めての店でしたが、安心して飲めます。女性と楽しい会話ができました。自称27才とのことです。チーママですのでステージで踊りを披露しません。
  食事で飲んだビールと合わせ少し酔って来たので、ホテルに戻ることにしました。夜道を数分歩きましたが、危険は感じませんでした。本当はタクシーを呼んで、ホテルへ帰った方がよかったかもしれません。商店の軒先には寝ている人がいます。中には、夫婦と子供も居ました。女性のお腹は妊娠でしょう、膨らんでいました。昼には見えない夜のセブの風景です。シャワーを浴び、その後お休みです。




三日目

  今日も早起きです。二日目同様、ホテル周辺の散策です。露天の果物売りを見つけたので、撮影しました。朝食バイキングでフルーツの種類は少ないですが、充分食べていましたので何も買いませんでした。見るだけでした。
 裏道の住宅街を抜けてホテルへ戻りました。この時、しゃれたレストランを発見しました。チェックアウトの時間まで1時間以上ありましたので、始めてホテル西の道を散策しました。ここは道の両側に庶民のお店が並んでいます。チキンの串刺しを焼いています。

露天の果物売り
  お米、野菜、魚を売っています。歩いてかなり汗をかきましたのでホテルへ帰り、シャワーを浴びました。
11時40分頃チェックアウトし、ホテルタクシーでマクタン島のマリバゴブルーウオーターへ向かいます。40分程で到着し、300ペソを払いました。ホテルタクシーは、安全だと思いますが、値段が高い。
 このホテルは周囲が高さ4m程の塀で囲まれ、セキュリテイが厳しそうです。ドライバーは入門時、IDカードを提出し、帰る時返してもらうシステムです。
  12時30分頃にチェックインしましたが、韓国人でフロントは混雑していました。私の部屋は、平屋のコテージ棟です。この時、貝でできた首飾り、ウエルカムドリンクは無しでした。夜、用事があってフロントへ行った時、ある風景を目にしました。
  その時間帯は成田からのJALが着く時間です。最初の一組はこのホテルの常連さんです。ホテルスタッフと再会の挨拶をしています。女性従業員から歓迎の首飾りを首にかけてもらっています。次にウエルカムドリンクが出てきます。       


フロント前の噴水

  自分の時は、何もなかったですがと近くに居た従業員に告げました。嫌な雰囲気になりかけましたが、直ぐに両方出てきました。私が次にどんな言葉を発するか、どんな行動をとるか先程の女性従業員は緊張しています。「ノー、プロブレム」と告げました。直ぐに対応してくれたから、私はその言葉で自分の気持を表現できたと思いました。 部屋には電動カートで案内をしてくれます。ベッドルームには、花が飾られ、家具調度品もコテージに調和するようなものが置かれ、雰囲気を出しています。少し部屋が狭いのが欠点でしょうか。でも価格を考慮すれば、こんなもんでしょうか。なお、シャワーはいつでもお湯が出て来ます。あたり前か、ただし海に近いのか、真水ではないようです。石鹸の泡立ちがよくありません。水着に着替え、レストラン横のプールでスイミングとお昼寝です。(このホテルは二つプールが有ります)    
2Fの建物に囲まれたプール


レストラン横のプール
  天気は、曇り一時晴れです。プールではファランとフィリピーナがじゃれて私の前でキスをしています。外人は愛の表現がストレートみたいです。
 夕方ホテル前のトライシクルと値段の交渉をし、ガイサノマクタン往復とガイサノマクタンでの買い物の40分待機という条件で150ペソとしました。セブシテイのS.M.に比べれば規模は小さいですが、ひととおりの物は売っているみたいです。入口でガードマンに持ち物をチェックされます。最初の頃、腰に拳銃を付けているので緊張しましたが、慣れればなにも感じません。勿論、私は不審なものは持っていません。ホテルで飲むビールとつまみ、それにおみやげのお菓子を買いました。このトライシクルは90cc位の2サイクルオートバイですので、音の大きい割りに、余りスピードは出ません。開放感溢れていますが、土砂降りの大雨には乗らないことをお勧めします。今回、初めて乗った感想です。現地の人は気楽に利用しています。それにたくさんの人や多くの荷物を積んでいます。
 ホテルに戻り、プール横のレストランで食事をしました。定食メニュー5種類の中から選んで下さいといわれました。サンミゲールビール2本を入れて780ペソぐらいだったでしょうか。チェックアウト時の精算も可能ですが、キャッシュで精算しました。20ペソのチップをプラスしました。パンを一個部屋に持ち帰りました。泳ぎつかれたのか、風呂に入った後は直ぐ寝てしまいました。




四日目

  休暇中にも係わらず、今日も朝6時にはおめ覚めです。早速ホテル内の散歩です。
  ホテル専用のビーチからの写真です。遠くの右手の建物がシーフードレストランです。左手が、ドリンクコーナーです。2泊しましたが、見るだけで利用しませんでした。朝早いですがお客の高校生位のフィリピーナ二人が泳いでいます。私もそばで泳ぎながら声をかけましたが、ノーアンサーで完全に無視されました。          

ホテル専用のビーチ
 昨日の夕食と同じ所で、朝食をバイキング形式で食べました。卵焼きはオーダーすれば、直ぐ焼いてテーブルに運んでくれます。おかずは、ハム、ソーセージ類が目立ちます。私の好きなパンはいろいろ選べます。どれも美味しかったように記憶しています。勘定は税・サービス料込みで約580ペソでした。
 この後直ぐにプールで泳ぎたかったので、タオルを貸してくれる従業員にチップを渡して、椅子のセッテイングをお願いしました。5分後戻ると、彼の考える一番よい席にセッテイングしてありました。

プール横のレストラン
 チップはこのように使うものですね。彼の心遣いを感じられ、少し気分が良くなりました。10時30分、フロントへ行きました。前日予約したセブ市内のアヤラショッピングセンター行きの無料シャトルバスに乗るためです。お客は私以外に2人だけでした。最初アヤラには行かず、S.M.へ向かいました。2人が降りるとき、ドライバーは降りてドアーを開き、チップ100ペソを受け取っていました。私の希望するアヤラS.C.へ着きました。ドライバーは降りず、ドアーを開きませんでした。明らかに差別です。勿論チップは払いません。
  ここでは、昼食とウインドショッピングです。なお両替のレートは、オスメニアの方がここより少しいいようです。10,000円で20ペソ程の違いですけどね。昼食は好物のチキンバーベキューを70ペソで食べました(野菜、ご飯付)。ドリンクは別に18ペソのジュースです。食事中、12時を過ぎたら、直ぐ満員になりました。安くて美味しい所は皆知っています。私は、カンで選んだのですが。S.C.内を食後の散歩です。S.M.より高級感があります。ダウンタウンのS.M.とは明らかに違います。一通り見学したので、ホテルへ帰るためタクシー乗り場に向かいました。なお無料シャトルバスが迎えにきてくれますが、時間に束縛されなかったので断ってあります。タクシーはマクタン島のホテルからセブ市内へ戻る際、乗客を乗せる可能性が少ないため、メーターで走るのをいやがります。日本人がおとなしいか、交渉無しですと多分300ペソと言うでしょう。私は、200ペソで交渉し、OKといわれましたが、乗ってから20ペソの紙幣を数枚見せられ、今日の稼ぎはこれだけと言われてしまいました。私もお金がないといって、ホテルフロントで降りる時20ペソをプラスしました。
  午前中プールに行ったので、この時間はコテージのバルコニーでビールを飲むことにしました。セブ市のホテルの部屋では、一度もビールは飲みませんでした。というよりそんな気持ちにはなりませんでした。このホテルではバルコニーで自然とビールを飲みたくなります。缶ビール3本を飲みました。この旅で一番美味しいと思いました。
 夕食は昨日と同じ所です。5種類の定食メニューから選ぶようにと言われました。英語の話せる人には、別メニューを提示しており、自由に選択できるようです。昨日とは別の定食を注文しました。同じ物は、サンミゲールビールだけです。またこのレストランはミュージシャンがおり、客のリクエストに答えてくれます。私のテーブルにも来ましたが、静かにビールを飲みたいので、ノーサンキューと告げました。歌は上手いと思います。




五日目

 今日も早起きです。専用ビーチで座って海をぼんやり見ていました。この時間は、従業員が朝の清掃をしています。覚えたてのタガログ語で挨拶したら、にっこりと微笑みが帰って来ます。別の従業員からは、何処から来たかと聞かれました。さりげないサービス精神が感じられます。このホテルのリピーターになりたいと思いました。
  フライトは12時過ぎですので、ホテルでのんびりできます。10時半にチェックアウトし、予約したホテルタクシーで空港に向かいました。CXは予定どおり香港に向けてセブを飛び立ちました。香港空港での駐機位置は、一番端のようでした。かなり歩かされ、しかも事前に案内された名古屋行きのゲート番号が変更されていました。また、セキュリテイーチェックが厳しく、荷物のシェービングクリームのスプレー缶、爪きりを出して見せるように指示され時間がどんどん過ぎていきます。何とか名古屋行きには間に合いましたが、1.5km位歩いたと思います。案内の表示が私には不親切で分かりにくかったです。私と同じように感じた人もいるようで、若い日本人女性に質問されました。
  かなり汗をかきおかげで、飛行機内で出されたビールが美味しかったです。





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