| 4月10日、CX925便で帰着して19:30頃に入国審査場を通過。
預け手荷物をピックアップしにターンテーブルに向かう時、先着便乗客約80名程の税関検査待ちの列が目に留まった。 税関検査場からターンテーブル右側奥の壁で折れ曲がり並んでる、異様な光景を見たのは初めて。
預け手荷物を手にするまでの間、検査場の様子の観察していた。 女性職員が乗客を3台の検査台へ順に誘導し、各検査台では全ての手荷物を開け広げ、隅々まで検査していた。
925便の手荷物を手にした乗客は、次々と検査台の無いスペシャルレーン表示が有る所を通り出口に流れていた。 私も前の乗客に続いて出口に向かおうとすると、「日本人は検査台で検査を受けてください。」と職員に呼び止められた。
私の番が来たので検査台に進むと、預け手荷物の中型スーツケースを開ける支持は無く、貴重品を入れた小型ショルダーバッグから検査を始めた。 札入れを見つけ「お金はいくら入ってる?」と尋ねるので、「7,000ペソと74万円」と答える。
そうすると隣の検査台職員に「持ち込み制限オーバーと違うか?」と尋ね、尋ねられた職員が「オーバーでは無い」と答えると、それを機にバッグの隅々までお宝探しを始めた。 しかし目当てのお宝は見つからず、「着衣のポケットに隠してる現金は無いか?」とも言い出したので、ポケットから全てのものを検査台に並べた後、「ボディーチェックをしてもいいですよ」と言うと、苦笑いしただけで検査台からは離れなかった。
その後、「小型バックパックに現金は隠してないか?」との問いに、「どうぞ好きなだけ探してください」と答えると、小さなポケットを2つ探しただけでお宝探しを諦めた。
「10,000USドルまたは相当額を超える外貨(トラベラーズチェックも含む)を所持していて申告していなかった場合は、全額没収をして罰金を科す」と言うのは有る。 その没収金を山分けするのは、とても美味しい話。 お宝探しに必死になるのも理解できる。
しかし、「10,000USドル相当額の日本円がいくらなのか?」も分からない職員が居るのには驚いた! 10,000USドルまたは相当額を超える外貨(トラベラーズチェックも含む)を所持して入国する人は、税関での外貨持込み申告を忘れないようにしましょう!!
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