- 日時: 2005/08/21 21:06
- 名前: つんつこ
- 今晩は、つんつこと申します。
昨年11月のプルクラ滞在とは全く趣向を変え、今回はダイビングライセンス取得を 兼ねてセブに一人で行ってきました。出発前には、こちらの掲示板で大変お世話になり ました。台風に遭遇することもなく、大きなトラブルもなく、なんとか無事に帰って くることができましたので、今回の旅行について少し書いてみたいと思います。
☆マニラからモアルボアルへ 国際線はJALの特典航空券利用の為どうしてもマニラ経由に。JAL745便は混み合う 時期であるにもかかわらず空いていました。マニラには定刻に到着。送迎車にて無事 ホテルにチェックイン。マニラで宿泊したのはネットワールドホテル。送迎、朝食、 サウナ付で1泊40ドル。マニラに夜到着するので送迎付のホテルが重宝します。 翌日PR853便で空路セブへ。フィリピン航空はなんと定刻よりも早くマクタン空港へ。 今回の旅行の心配事の一つが「フィリピン航空がちゃんと飛んでくれるかどうか」という ことだっただけに、順調な滑り出しに気を良くしたのも束の間、依頼していた迎えが来て いない!!飛行機が早く到着したから、きっとまだ迎えの人が来ていないんだ、と自分に 言い聞かせ待つこと1時間。やっぱり来ないので、結局レンタカーでモアルボアルへ。 待ちくたびれて料金交渉も面倒だった為言い値の2000ペソでOKする。ドライバーの シドニー君がマゼランクロスやサントニーニョ教会の前でいろいろと説明してくれたりと、 なかなか楽しい道中でした。2時間半ほどでモアルボアル着。宿泊するカバナ・ビーチ・ クラブ・リゾートには鍵がかかっていて誰もいない・・・「フロントに鍵のかかってる ホテルなんて生まれて初めてだ・・・」シドニー君がホテルの人を探してきてくれて やっとでチェックイン。お世辞にも「ホテル」とは呼べません。民宿です。私が泊まった 海に面した部屋は1泊50ドル(朝食付)。ここに3泊しました。部屋は割と広く、 温シャワー、エアコン、天井ファン、テレビ(映りが悪く使えない)、冷蔵庫、電気ポット、 インスタントコーヒーにティーバッグと、滞在に不自由はありません。ベランダには テーブルと椅子、お昼寝用のベッドがあります。混み合っている時期のはずですが、 部屋は空いているようでしたし、今回、モアルボアルでは日本人をほとんど見かけません でした。その中で、ダイビングショップで二人の日本人の男性と一緒になりました。 二人とも一人旅で、Aさんはマニラに3年滞在していたというフィリピン通、一緒に ダイビング講習を受けたBさんは、2週間かけてフィリピンを旅行しているとのこと でした。このお二人には本当にお世話になり、一緒に食事をしたり、セブ・シティの ホテルを予約してもらったり、一緒にマーケットに出かけたりして、モアルボアルでの 滞在がさらに楽しいものになりました。
☆モアルボアルの物価、食事 ホテルのミニ・バーは、サンミゲールが25ペソ、コーラやスプライトが15ペソ、 ミネラルウォーターは20ペソでした。ホテルでの食事は二品と飲み物でだいたい 300ペソくらい。ただ、味はイマイチです。カバナのレストラン(レストランと いっても、テーブルと椅子が並べてあるだけ)で、誰かが食事をしている姿を見ることは 一度もありませんでしたね〜「イタリアン・コーナー」というレストランは、安くて、 ピザが美味しかったです。先程紹介したAさん、Bさんと一緒にここで食事をしました が、3人で飲んで食べて660ペソでした。驚きの安さです。
モアルボアルのマーケットの安さにもビックリ!マーケットは、セブ・シティからの バスが到着する場所にありますが、マンゴー3個で30ペソ、菓子パンが2個で6ペソ といった感じです。マーケットの界隈には串焼きを売る屋台もあり、豚の串焼きは しっかり味がついていて美味。1串5ペソでした。パナグサマ・ビーチからモアルボアル のマーケットまではトライシクルで片道25ペソでした。
☆おみやげおばちゃん、ネイルおばちゃん、マッサージおばちゃん 皆、ホテルの敷地内にどんどん入ってきます。そして、一人のおばちゃんから買ったが 最後、「私からも買って」となり、押しの強さはかなりのものです。Tシャツ3枚500 ペソ、1時間のオイルマッサージが300ペソ、マニキュア&ペディキュアが400ペソ でした。私がダイビング・ショップから帰ってくる時間を見計らって、皆私の部屋の前で 待ってるんですよね〜パナグサマ・ビーチにいる間、私の行動パターンはおばちゃん達 にすべて読まれていたような気がします(^^;; ☆ダイビングライセンス 今回の旅行の目的はライセンス取得。オープンウォーターを取得したかったですが、 結局スクーバ・ダイバー止まり。講習の途中で急に海が怖くなり、海洋講習をギブ アップしてしまった為です。なぜ急に怖くなってしまったのか自分でも理由がハッキリ しないのですが・・・でも、怖さを引きずっているわけでもなく、ダイビング自体が 嫌になったわけでもないので、来月沖縄に行く予定なので、ランクアップ講習を受ける つもりです。 ペスカドール島は、透明度は良くなかったのですが、色とりどりの魚が乱舞していて とても綺麗でした。透明度が良ければ、宝石箱のようでしょうね。今回、最終日だけは 海も穏やかになり、晴れたのですが、滞在中はとにかく風が強く、波も高かったですね。
☆セブ・シティ セブ・シティではホテル・アジアに宿泊。一泊1400ペソでしたが、綺麗なホテル で快適でした。ホテル内には24時間営業の日本食のレストランもあり、夕食はここで 食べましたが、天ぷら定食とサンミゲールで340ペソ。なかなかいい味でした。 アヤラ・ショッピングセンターへは、メータータクシーで50ペソの距離で、買い物にも 便利でした。アヤラ内のジューススタンドでグリーンマンゴーシェイク(29ペソ)を 飲みましたが、本当に美味しかった!酸味がなんともいえません。アヤラに隣接している ガイサノでは、サンミゲール、マンゴーネクター、ドライマンゴーを買い込みました。 重くて持ち帰るのは大変でしたが、大量購入したサンミゲールは、今も私の喉を潤して くれています。レジで並んでいる時のことです。急に館内に音楽が流れ始め、皆が動き を止めたのです。さすがカトリックの国、お祈りの時間になったんですね。しばらくの 間お祈りをして十字を切ると、再び皆が動き始めました。こういう光景はよそ者の私には とても興味深かったです。
☆ホテルからマクタン空港、そして帰国の途に ホテル・アジアから空港までタクシーで行きましたが、道中、ドライバーとちょっとした やり取りがありました。ドライバーが、メーターを使わずに空港に行きたい、と言って きたのです。私が、「いくら?」と聞くと「350ペソ」とのこと。空港からセブ・シティ までクーポンタクシーで200ペソ位だと聞いていたので、「高い!!高すぎる!!」と 言うと、「空港からセブ・シティまでの客がいない。それにガソリンも高くなった。 250ペソではどうだ?」とドライバー。「それでも高い!!そんなに高いのならタクシー を降りる!」と言うと、ドライバーはメーターを作動させました。そして、「何かトラブル があるとホテルから呼んでもらえなくなる。だから法外な請求はしない。信じてくれ。」 と言ってきたのです。タクシーは20分ほどで空港に到着。メーターは210ペソ。 ドライバーに220ペソ渡してタクシーを降りました。ただ、このドライバーは悪質な ドライバーではなかったと思います。最初に、メーターを使わずに行ってもいいか、と 聞いてきたわけですから。 タクシーを降りるとポーターを振り切ってチェックインカウンターへ。マニラ行きの PR848便は、これまたほぼ定刻に離陸。よかった〜 JAL742便もマニラをほぼ定刻に離陸し、無事帰国。
☆旅行を振り返って 6日間と短い期間でしたが、日本での生活とはあまりにもかけ離れた毎日でしたね〜 マクタン空港に迎えが来なかった時にはどうなることかと思ったし、モアルボアルに 到着した時には、想像以上にローカルな所 だったので一瞬引いてしまいましたが、 振り返ってみれば、心に残る出来事や景色がいっぱいあり、また来たい、と思う自分が いるわけですから不思議なものです。 モアルボアルを発つ時、見送りに来てくれたマッサージおばちゃんが「また来てね」と 言う。私は「また来るよ」と返事をする。日本ではここで会話は終わる。でも、おば ちゃんは「いつ来るんだ?」とくる。そしてさらに、「私のことを忘れないでくれ」と言う。 こんな言葉は久しぶりに聞きました。 自分自身をいい意味でリセットできた、心に残る旅でした。
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