Moalboal in CEBU
06〜19 NOV 2005
VOL 13




11月18日
 晴れ

何時ものように目が覚めて、朝の散歩に出ると、海岸に一人の外人が居たから挨拶をすると、「日本人ですか?」って日本語が帰ってきた。
聞いたら、東京に住んでいて今年8回目のCEBUなんだそうそうだ、でも休みが短いから不満だとも言っていた。

昨日ジンベイサメを見たことを話したら、何回も来ているけど見たことが無いと言うので、デジカメを部屋から取って来て見せてあげたら、大変うらやましいって言っていた。
暫くしたら、アルビンがもう起きてきていて、またまた話をする。
頑張ってダイブマスターまで資格を取って、ガイドで飯が喰える様にって応援しておいた。

ついにCEBUへ戻る日が来てしまった、飛行機の時間や器材の乾燥を考えると、今日は潜るのは無理だから、ゆっくり準備して午前中には出発しよう。

DSの前でウェットスーツやブーツの乾き具合を点検していたら、BCDからエアー漏れ発覚、、、日本へ帰ったら直そう。

皆の1本目のダイビングの出発を見守ってから、シーサイドへ行って朝ごはん。
実は昨日アニーに何時に店を開けるのかって聞いたら、明日は好きな時間に来てくれって言って、朝ごはんを食べる約束をしていたのだった。

とし君はコンチネンタル、私はフィリピーノブレクファストを注文したはずなのだが、出て来た物がちょっと違う気がした、でも腹が減っていたのでさっそくパンに噛り付いていたら、とし君の方へ私が頼んだ品物が運ばれてきた。
アニー違うよってとし君が言ったら、ここでアニーも気が付いた様で、慌てていた。
あんまり慌てたんで見ていておかしかった。
アニーは直ぐにとし君のパンを焼いて持ってきたが、その頃にはとし君のコーヒーはすっかり飲み干した後だった。

部屋に帰って荷造りをして居ると、とし君が近くに居たパタパタのドライバーを見つけたらしい。
これは、ラッキーだった、サベドラの前まで言って呼ばないと駄目かって思ってたから、手間が省けたわけだ。

パタパタのドライバーは辛抱強く私たちの出てくるのを待っていてくれて、部屋の前から荷物を運ぶって言うが、チップは無いよって言って、自分で運んだ。

パタパタのリアシートに荷物を載せ、私は前側に座り、とし君はバイク側のリアシートにお姫様座りをして出発。
「幾らだい?」って聞くと、50ペソって言うから、「I know rocal price!」って言ってやると、沈黙してしまった。

でも途中で、Vハイヤーに乗っていかないかって言い出した、最初1000ペソって言うが、口を開く度に安くなって行って、最後は600ペソって言ってた様な気がする。
でも、バスでしか行かないって決めてたから、「バスで行くから!」って強く言ったら、また沈黙の人に成ってしまった。
彼はそれっきり口を利かなくなってしまった。

モアルボアルのバス乗り場の近くでパタパタを降りて、50ペソ札を出し、釣りを要求するとちゃんと10ペソ出してきた可愛い奴だった。

道端でバスを待っていると、15分くらいで、リブランドバスがやってきた、セレスバスに乗りたかったが、この暑さの中に居るのが嫌だったから、そのまま乗り込んだ。
10時30分頃だったと思うけど・・・・・

切符を切りに来た車掌は観光客の私たちがCEBUまで行くって知っていて、いや勝手に決めていて直ぐに切符を切ってくれた、代わりに77ペソの代金を払っておいた。

途中何回か居眠りをしながら、12時少し廻った頃にCEBUシティーに入った、外の景色を見ていたら円形の道路が有るではないか?
ここはオスメニアサークルに違いない!っ手勝手に決め込んで、車掌にここで降りるって伝えてトランクをバスの腹から出してもらった。

バスの直ぐ後ろにいたタクシーが乗っていかないかって誘うが、ちょっと車が小さかったのでためらっていたが、結局そのタクシーに乗って出発。

ちゃんとメーターが動いているのを確認してから、ディプロマットホテルに行くように言って、ほっと一安心。
あのバスに比べたら、タクシーの車内は天国に導かれたように、快適だ!!

実はディプロマットホテルの向かいに有る「ホワイトチップ」と言うダイビング器材屋で、Sプロのメンテナンスツールを買いたかったのだ。
DSのマネージャーに場所と名前を聞いていたが、ツールの名前や番号を控えてくるのを忘れてしまった。

工具が欲しいと説明していると、次々と見当違いの工具が出てくる、大きなモンキーレンチが出てきたときには、店員共々笑ってしまった。

一生懸命説明し、紙を貰って絵まで書いて見せるが、あいにく知らないらしい。
諦めました!品番も控えてこなかった私がワルゥごぜぇやしたぁ!!

タクシーにはとし君を待たせてあったので、断ってからエースペンションを目指す。
運転手はエースペンションを知らないようだったから、ラプラプまで行ってくれって頼んで、マクタンへの橋を渡り、つぎの信号の有る交差点を左折、ガイサノマクタンの前で降ろしてくれって言って、ガイサノマクタンのまん前でタクシーを降りた。

エースペンションは2週間前に泊まったホテルだったが、今日も予約は入れてない。
しかし、フィエスタと言うお祭りが近いらしくて、マクタンの安いホテルは軒並み満杯状態だって、昨日パナグサマで聞いていた。
最悪リゾートホテルの近くで泊まれる様に、保険は持っていたのだが・・・

とし君はタクシーで待たせて、エースペンションに一人で入って行って交渉開始。
一言目が「アイ ハブ リザベーション」だった。

フロントデスクがノートをめくってみるが、予約は有るはずは無い、してないんだから。
堂々と自分の名前を伝えて、2週間前に泊まった事を覚えて居ないか聞いてみたら、覚えていた。
私が彼女を覚えているくらいだから、相手も覚えていても不思議は無い。
その時に、予約を頼んだ筈だと言い切って、平然としていた。

少し困惑顔の彼女に、「Do you have a room?」って改めて、ゆっくり聞いてみた、さも、予約の事は忘れてしまったよって感じで。

そうしたら顔がパッと明るくなって、「Yes Sir」って答えが帰ってきたので、一件落着。
彼女が書き出した伝票は最初990ペソって書いてあったが、直ぐにそれを消して、1100ペソにしてしまった。
まぁ、他のホテルでコミッション払って1500ペソで泊まるよりも、空港に近いし便利だから由としよう。

部屋の掃除が済むのを待つうち、フロントの前で座って待っていた、パナグサマから持ってきた大きな6リットルのペットボトルから水を飲んでいると、警備員がこっちを見てるので、飲むかい?って聞いたらさすがに要らないって言った。
今度はタバコを出して1本咥える、警備員にも吸うかい?ってジェスチャーをしたら嬉しそうに寄って来たので、火も点けてやった。
でも、これがきっかけで話をするようになり、腰のピストルは本物かって聞いたら、勿論だって言いながら、ピストルを抜いてこっちへ渡そうそする。
ちょっとだけ触って直ぐに返した。

部屋の準備が出来上がって、荷物を部屋に入れて直ぐにシューマートへ買い物に行くために外へ出たら、さっきの警備員がすっごい笑顔で寄って来て、タクシーを直ぐに掴まえてくれた。

シューマート!って言ってから、メーターを使うのを確認し後は外ばかり見ていた。
程なくシューマートに到着した、140ペソ位のタクシー代金を払って入店した。
                  
                 シューマートの中を歩いていた着ぐるみ

まず腹が減っていたので、フードコーナーを探したら店の大きさの割にはこじんまりしたフードコーナーを発見。
焼き鳥が非常に美味しそうだったので、ホットドックと焼き鳥2本、コーラを注文した。
ホットドックにマヨネーズかケチャップかって聞くので、ケチャップとマスタードって言ったら、マスタードは別の所からわざわざもって来てくれた。
やっぱりマスタードが無くっちゃ駄目でしょう!

これは美味しかった!!でもパナグサマ価格に順応してしまった体には、高価なスナックに成ってしまった。

もっと大きなフードコートが一杯有ったのは、後からウロウロしていて気が付いた。

警備員にドライマンゴーの売り場を聞いてカートは必要ないのに引っ張ってみた。
レジを済ませてから電話を探す、友人にどうしても電話をする必要があったのだ、警備員に公衆電話を聞くんだけど、「ペイ フォン」がどうしても通じない。

違う警備員を見つけて、ペイフォンを説明するがやはり通じないので、友人に電話をしたいことを説明していたら、やっと話が通じたようでテレフォンブースを紹介してくれた、シューマートの中にあるTDRIだったかな?そんな様なスペルの店だった。

無事友人に電話がつながって一安心。

買い物を終わって、とし君は別行動でウロウロするって言うんで、待ち合わせ場所を決めておいて、30分ほど自由行動。

1人でウロウロしてたら、どこかで見た奴がカメラ屋の前にいる。
どう見たって人違いではない!ダブだ!!

近寄って声を掛けるとひどく驚いてから嬉しそうに笑った、私も嬉しかったので笑顔で再会を喜んだ。
暫く話して別れ際に、手紙を書くよって約束して分かれた、彼はパソコンが苦手なのだ。
ちょっと歩いたら、今度はダブの彼女が歩いて来る、直ぐに向こうも気が付いて、手を振っている。
彼女は私の手を引いて、ダブから見えない場所に連れて行き、メールアドレスを教えてくれって言う、先日約束していたから直ぐに教えておいたけど、ダブはやきもち焼きなのかな?

シューマートの出口で待ち合わせしていたが、とし君は先に来ていた。
店の外に出てタバコを吸ってから、タクシーに乗る。

そのタバコを吸った場所に散々探したペイフォンが鎮座していたのにはうんざりした、あんなに探したのにこんな所に有ったなんて。

ホテルまでの道はひどい渋滞だ、そんな中で接触事故までしてるもんだから、余計に混んでいる。

ホテルへ帰って1階の「だるま」でご飯を食べ部屋に帰った。

このホテルでも最初に決めた掟は健在だから、部屋から出てエースペンションのエレベーターホールの所でタバコを吸う、ここにホテルの従業員が居て、話しかけると気さくに返事をしてくる。
彼等も話がしたくってうずうずしてるんだ!

ダイビングでジンベイサメを見て、カメにタッチした事を話したら、画像を見たいと言ったから、部屋からデジカメを持って来て見せてあげた。

男の子はダイビングガイドのジョンジョンと同じ名前だと喜んでいた、もう一人の女の子の名前は聞き忘れてしまった。
1時間くらいビサヤ語講座を開いてもらって、お開きにした。

部屋に帰ると、早々に寝てしまった、とし君は明日の朝5時半頃に空港へ行かなければ成らないし、やはり疲れが溜まって居るんだろう。