あんなに疲れていたのになぜか3時に起きてしまいテレビを見たり一向に明るくならない外を見たり・・・。夏の世界に来た印象で朝の明けるのも早いだろうと思っていたけど考えてみたら昨日、現地時間の6時半にマクタン空港に着陸した時には既に暗くなっていたことを思い出す。
  4時半まで我慢してから熟睡している妻を叩き起こして5時までなら間に合うと朝食のルームサービス用の紙にチェックを相談しながら入れていく。選んだのは以前このHPに書いてあったアメリカンブレックファースト(720P)とコンチネンタルブレックファースト(535P)をそれぞれ1つずつだけにしました。注文書には個数を書く欄が見当たらなかったのでそれぞれの名前を表示してある右横に×1と書いておきました。一つの項目でもチョイスする物がたくさんあるので注文書で申し込んだ方が私のように英語の苦手な人間には電話注文よりもいいかも?
  そのころには子供も起き出してきて朝からハイテンションになり他所の部屋の人に迷惑になると一喝。朝食は7時以降だと注文書に書いてあったのでそれをドアーノブに引っ掛けてから子供を連れて朝の散歩に出発しました。
  ホテルの職員はどの人もフレンドリーで事前に子供に言っていた通りすれ違う人に挨拶をしながらシーサイドの小さい方のプールの横を抜けてビーチまで降りました。前に一度来たことのある私は子供を連れてビーチ中央の岩に向かいました。岩には階段と手すりが取り付けられていて海に突出した部分にはテラスがありそこから海を覗くと銀色のボラそっくりの魚がうようよといて子どもは大喜びでした。毎日仕事で海を眺めている私ですがやはり海を見ると心が和みます。そこでタバコを一服してから遊び足りないふうの子供に朝食がくるからと言って部屋に戻りました。

  部屋に戻ると義母も起きていて談笑していると男性がにこやかに笑顔を振りまきながら頼んだ朝食を運んできてくれて子供はもちろんのこと妻まで歓声を上げる始末。我ながら良い父親だと内心自画自賛しながら家族6人で食べました。子供は数種類のドーナッツと盛り沢山のフルーツに大喜びでした。さすがに6人なら三人前にすればよかったかと後悔はしたもののこれから泳ぐので腹八分目の方が良いだろうと自分に言い聞かせていると食べ終わった子供達は何も言わずにもう水着に着替えていて気付くと勧めもしないのに義母までが水着を着ていました。なんでも水着を持っていない義母は妻の姉に借りてきたそうでその水着がビキニとは言わないけどワンピースと違って上下が分かれるタイプでした。(内心このばーさんやるな!と思ったのは内緒にしておこう)
  海に入ることを前提にプール用のビーチサンダルとは別にマジックテープで固定するタイプのサンダルを用意していたのでそのサンダルを履いて6人全員で8時から開くビーチに向かいました。

  海は穏やかで風も波もなく絶好の海水浴日和。タオルを6人分借りると係りの人がそのタオルを持って空いた椅子を確保してくれてタオルを敷いてくれる。沖には人間が乗れるいかだが二つ浮いていたので義母以外の家族でそこまで泳ぐことにしました。次女と三女は浮き輪に体を通して妻と長女はその浮き輪に捕まって沖のいかだまで行くと青色や黒色した魚がそれこそうようよといてここでも家族は大歓声。この歓声を聞く度に連れて来て良かったと思う単純な父親。ひとしきりいかだで遊んだ後にせっかく確保してくれた屋根付きの場所を放棄してメインプールへと向かう。
メインプールは3つに仕切られていてウォータースライダーのある場所が一番浅くて水深が90cm、次が1.2mで一番深いプールが2.3mでした。浮き輪に必死で掴まり恐怖に悲鳴を上げる三女の浮き輪をつかみ浅いプールから一番深いプールへ行くと監視のお兄さんが笛を吹いて注意してきました。てっきり深い場所は子供は立ち入り禁止なんだと思い「sorry」と言って元の浅い場所に移動しました。後日、監視のお兄さんに聞いたところ別に子供は入っても問題ないけどフロートの類(今回の場合は浮き輪)を深い方のプールに持ち込むのは禁止だとのことでした。(浅い方はOK)
ウォータースライダーは滑りが悪く途中で止まってしまいますがそれでも真冬の日本から来た我が子たちは大喜び。一度だけ注意書きの看板を無視して妻までが滑っていました。(妻が子供に見えたのか或いはタイミングが良かったのか注意はされませんでした)

ビーチから上がりシャワーで砂を落としているところです
ウォータースライダーを楽しむ三女です

  プールで遊び続ける子供に上がるように言って私は皆さんお勧めのハロハロ(280.6P)とコーラ(146.4P)を頼んであげました。ハロハロの氷がちょっと心配でしたがホテル内では氷の入った飲み物を帰国する日まで飲みましたが平気でした。シャングリラでは氷はミネラルウォーターで作っているのかな?
三女と私、手にはハロハロを持っています 午前中の早い時間なら殆ど貸し切り状態です

  このまま黙っていれば丸一日泳ぎかねない。無理をして熱でも出されたら困ると判断した私はお昼過ぎにプールを切り上げさせて13時半のシャトルバスを予約して(内線50番)家族全員でシューマートに出かけました。マクタン島とセブ島を繋ぐ橋の上では海の中に突き出た家を指差して何年かに一度家が流されてしまうけどすぐにまた家が建たることなど前回のセブ旅行で聞きかじったことを自慢げに話す親父(苦笑)家族は信号が極端に少ないこととやたらと警笛を鳴らしながら走る車を目を丸くして眺めていました。こういう異文化に触れるのも目的の一つだったのでこれはこれでよかったと感じました。

  シューマートについて中に入った家族はその広さに唖然としていました。マックを見つけてチキンナゲット1(90P) ビーフバーガーのセット1(100P) チキンバーガーのセット1(110P) フィレオフィッシュのセット1(80P) チーズバーガーの単品1(35P) マックチキンのセット1(130P)を頼んで出来た分だけ持ちテーブルで待っているとすぐに係りの女性が残りの物を持ってきてくれました。氷を断るのを忘れてしまって氷の入った飲み物を氷が溶け出さない内に飲むように催促しました。
食べ終わってから家族で飲み物を探しましたがどうしても見付かりません。ホテルのミニバーの高い飲み物をあまり飲むわけにもいかないので妻に持っていた金額の3分の2を渡し私はタクシーで帰りながら飲み物を確保することにしました。

  シャトルバスが止まった3番ゲートで別れた私は外に停まって客待ちしているタクシーのガラスをとんとんと叩くと運転手が窓を開けて聞き取りにくい英語で捲したてます。そこで私はシャングリラの名前を出し飲み物とフルーツを買いたいことを伝えると運転手は前の座席に座るように言いました。もしかしてセブのタクシーに一人で乗る場合は助手席に座るのが常識?それとも助手席の窓を叩いたから?一応シートベルトをしていると走り出してすぐにメーターのスイッチが入っていることに安心していると裏道を選んで走る運転手。あれ?もしかしてホテルと反対方向?などといぶかしんでいると私の表情を見たのか運転手がドリンクと言いながら飲み物を飲む真似をしたので安心しました。程なく立派な日本式のコンビニの前に停まったので待っていてくれと言いそこで飲み物と子供の喜びそうなヨーグルトとかチョコレートついでに部屋で食べようと100g入りのドライマンゴーを買いました。コーラの1.5リットルが43Pだったり前回のセブですっかり虜になってしまったオレンジの炭酸1.5リットルが26Pだったのに日本で100円ぐらいで売っているフルーツヨーグルトが39Pでした。因みにドライマンゴーは100g入って49Pでした。
  そのままホテルへと直行だと思っていた私の考えとは裏腹にまた裏道を行くタクシー運転手。車が停まって外を見ると写真でみたフルーツスタンドでした。私はドリンクとフルーツと言えばきっとでスーパーのようなところに行ってくれるものだと思っていたのですがご丁寧にも別々の店に寄ってくれたみたい。でもここはここで楽しくってマンゴーやバナナを房ごと買ったりオレンジ(日本のポンカンに似た味でとても美味でした)も買ってタクシーに乗り込みました。(確かフルーツは150Pぐらいでレシートなしでうろ覚えです。帰ってからあの時にもっと色々な種類のフルーツを買えばよかったと後悔していますがあの時は正直一刻も早くホテルに戻りたかったです)
  車が走り出し運転手の男性がしきりに英語で街を説明してくれるけどその半分も理解できない私。それでも会話が楽しく身振り手振り片言英語で話しているとあの橋が見えてきてほっと一安心。ホテルのゲートで止められ運転手は身分証明書のようなものを見せているので私も窓を開けて部屋のナンバーと名前を言いました。オーシャンウイングとお願いしたのにロビーのある正面玄関に停まってしまってまぁーいっかと扉を開けて荷物を取ろうとするとポーターが駆けつけてくれて荷物を台車に積んでくれます。運転手に値段を聞くと300Pとのこと。シャトルバスでは走らない道やあっちこっち走ってくれた?ので300Pと50Pをチップに渡すと嬉しそうに運転手が礼を言いました。嬉しいはずだよ料金を払って後ろの座席を見るともうちゃっかり何処かに行くホテルの宿泊客が乗っていました(笑)高いミニバーの飲み物を飲むのを嫌いタクシー料金を使ってしまいましたがあれはあれで楽しく貴重な経験が出来たと思います。(そう言えば荷物を運んでくれたポーターにも20P渡したんだった)
この2つの部屋をコネクティングルームとして使いました

  部屋でくつろいでいると程なく家族がシャトルバスに乗り部屋に戻ってきました。義母はホテルの従業員に持込を咎められると思い隠すようにして持って着ました。後で聞くと私と別れた3番ゲートのすぐ傍に飲み物を売っている場所が見付かってすぐに私を呼び戻そうと妻がゲートの外まで走ったのですがそのころには私は既に車上の人になっていたようです。妻は妻で飲み物を買ってきたのでかなり重複してしまいましたが水道水の怖さを家族に教えていたのでそれからは歯磨きのうがいまでミネラルウォーターでするようにしました。(ホテルの部屋には毎日一人2本のVIVA!(コカコーラの会社)という150mリットルのミネラルウォーターがサービスでつきます)
その日の夜はシューマートで買ってきたパンと日本から持ち込んだカップヌードルで済ませました。

  何を隠そう2日目は私たちの結婚記念日です。最初私はこの2日目にディナーの予約をして花束でも用意しようと考えたのですが日本にいる時にこの日は結婚記念日だと子供が言いだしてしまい私の考えていたサプライズ計画は水の泡と消えてしまいました。それでも長女と次女が今日は結婚記念日だというと末娘も渋々と承知してくれて夫婦二人だけでダブルベッドで寝かせてもらいました。(この日にフィリピンでの初合体があったかどうかは内緒にしておきます)明日はいよいよアイランドホッピングの日です。