Moalboal in CEBU
06〜19 NOV 2005
VOL 1




前振り

この計画は前回のフィリピン旅行(2005年3月中旬)から始まった!
この年の4月から英会話教室に通い始め、この旅行に備えたのだった。

部屋代を節約する目的で、yahoo掲示板を利用して同行者を募集すると、直ぐに「とし君」が反応してくれた。
当初から自分を含めて2人旅と決めていたので、他の方からの申し出は全てお断りする形に成った。
3ヶ月も前から進めていた準備おかげで全ては順調だった様に見えたが、落とし穴は自分の体に待っていたのだった!! それは出発前1週間に襲ってきた。
なんだか体が熱っぽくて体温を計ってみたが、36.5度ほどしかない。
市販の風邪薬を飲みながら様子を見たが、ますます悪くなる一方で、もっと体がだるい。

医者に行って点滴をしてもらうがあまり変化が無いので、翌日にはまた違う医者に行って点滴を受ける、この後慎重に体温を測ったら37.5度も有ってだるいはずだ。
結局3日の間に3回医者に行って3回点滴を受けたが、直らないままの出発になってしまった、泣ける・・・。

掟=出発前に二人で掟を一つだけ決めた・・・w
それは、2人とも喫煙者で有るのが判明してからの話に成るのだけれど、ホテルの室内でタバコを吸わないと言う簡単な物だった。
しかし、ちゃんと最後まで守られたこの掟のおかげで、快適な室内空間を楽しむ事が出来たのは間違いない事実だった。

11月6日
セントレアからCEBUへ
いよいよ出発当日!!
相変わらず熱が有るままだが、明日にする訳には行かないから午前6時20分に自宅を出発し、新鵜沼駅まで向かう、ここからミュー特急と言うのに乗るとセントレア空港までノンストップで1時間、そのまま着いてしまうと言う便利な電車が有るので、7時発のそれを利用し空港へ到着したかったのだが、切符を買おうと駅員に聞くと、既に満席と言う・・・なんで?
詳しく説明を聞くと、全席指定のこの電車の座席指定は全て売れてしまって居ると言う、じゃあ乗れないのと聞くと、途中のどこかの駅までは指定券を買って座っていけるが、途中からは立って貰う事に成ると言うので、乗れれば良いって言って、やっと切符を買った。
乗れないかって思ったじゃない、脅かすなよ〜・・w

旅行会社のカウンターでチケットを受け取り、チケットを確認すると・・・A4サイズの用紙にプリンターで黒文字印刷しただけの簡単な物だった、なんだか味気ないな〜。

今度はそれを持ってキャセイパシフィック(以下CXに略)のチェックインカウンターへ直行するが、既に行列が出来ていた。
順番を待ってチェックインを済ませ、預け入れ荷物の受け取りは何処でするのかを確認、名古屋で乗って香港経由でも、CEBUで直接受け取ればよいので、余計な手間が無くて便利なのは大変に有り難い。
あんなに大きくて重いトランクを引きずって香港国際空港を歩くのはうんざりしただろうし。

4時間ほどのフライトの後香港国際空港に到着、着陸前にシートのモニターで、乗り継ぎの出発ゲートがNo70である事を確認しておいたが、空港内を移動している間にゲートナンバーが変わっていた。

No70へ移動する前に「もしかしたら」って考えてインフォメーションボードで確認してよかった。
61番ゲートに変更を確認し、そのゲート前まで移動後シートに腰掛けて時間待ち、ここで時計は時差分の1時間を遅らせなければならない。
あまりに喉が渇いたので、売店でコーラを買った、20香港ドルなのだが香港ドルは持っていないから、2USドルを出したら「足らない」って言われた。
もう1USドル出したら、今度は足りたようで20香港ドルとあと少し帰ってきた。
一体どういう計算なのかさっぱり分からない。

16時香港発CEBU行きのCX921に乗り込んで、やっとCEBUへ移動できる。

この頃が一番風邪の盛りだったようで、無茶苦茶しんどい物だった。

18時45分定刻より5分ほど遅れてCEBU国際空港へ到着した、イミグレーションを通りバゲッジクライムでトランクを受け取り、出口前の待ち合わせに行くと、「だいさんですか?」っていきなり声を掛けられてドッキリした。
とし君が既に到着していたのだった!!
てっきり自分のほうが早く到着って思い込んでいたので、なんだか慌てた。

空港出口の3軒並んだ両替屋に向かって右側からレートを確認するとみな4400ペソと口を揃えて言うので、今度は左側から「これだけの金額を一度に両替するから、いくらにする?」って聞いていく。
2軒目までは全く交渉に成らないが、3軒目はこれが最後だからって、トランクの上に腰を下ろして、持久戦覚悟だって相手にも見せ付けてから、交渉開始!!

4450ペソでお願い!って言ったら、何故か4550ペソのレートで交換してくれた。
未だに訳が分からないこの一件だが、高レートに思わず大喜びしたのは言うまでも無い。

ペソも手に入りやっとホテルへ行ける段取りに成った、ターミナルの外へ出ると相変わらず客引きや車が非常に多い。
ある客引きが250ペソでエースペンションホテルまで行くと言うが、そんなに高い価格では納得できないから、断っていると横から200ペソで行くよって言う奴が現れた。
150ペソに交渉したかったが、あまりの体のだるさにその気力も失せてしまって、もう誰でも良いから、200ペソでホテルまで連れてって!!

ホテルには着いたが、予約がしてある訳ではなくこれから交渉する事に成るのだが、ここのオーナーが頑固者で、一切値引に応じなかった、やるなこいつ!

3部屋くらい見せてもらうがどの部屋もお湯が出ないし水も出ない、って事はシャワーも浴びられないし、トイレも流せないって事で、非常に困ったが今更移動する気力もなし。
丁度屋上の給水タンクの水が空に成ってしまって居たらしい、運が悪いときはこんなもんだろう、きっと。

一番最初に見せてくれた部屋に決めてから、道向こうに有るガイサノマクタン迄行って晩飯を喰う事にした。
ジョリビーに入って、とし君はハンバーガー、自分はミートスパゲッティを注文した。
ハンバーガーは食べられたらしいが、ミートスパゲッティは恐ろしく不味い・・・・
とし君に一口食べさせると、駄目って言って二口目を拒否された。

ガイサノマクタンの外にレチョンマノック屋が有って、そこでビールを2本買って部屋へ帰る、とし君はここで「スーパーハーフ」サイズのマノックを仕入れて居た。

シャワーも浴びられないから、ビールを飲んで早々に寝てしまった。

この時体温を測ったら、まだ37.5度ほど有った。