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          セブ島最前線〜773さんより





船の先端に乗り込むおにいちゃん
 
           




 

 
11月18日(土)   アイランドホッピン!の巻

 朝。またしても外は雨の音。でも朝食を食べるころにはすっかり晴れ間が出ていました。
さて今日の朝食はなになに何?と見れば、マンゴージュース、紅茶orコーヒー、お皿にカットしたバナナとレーズン、そして(超)粉砂糖&コーンフレーク。 で?で? 以上。 こ、これだけぇ〜!? 足らん。足らない。いくら待ってもこれだけよ。少なすぎじゃないですか。昨日のがまだマシ。じゃあバナナ房ごと持って来い、ってカンジでしたが、今日はアイランドホッピング。バーベQ(←キューでしょもちろん)でたんまり食ったる、とぶうぶういいながら、朝食終了。
 雨に降られて半乾きの水着を下に着て、ロビーに集合。それぞれ救命道具らしきオレンジのジャケット(キレイだったよ)を渡されそれを持ってまたながーい桟橋をてくてく歩く。 桟橋の端まで行くと白いあの独特の形をした船発見。これに乗って行くみたい。メンバーはガイドさんとホテルの従業員達8名ほど、私達4人、女2人組、カップル1組、そしてあのオジサン&現地オネサンの2カップルです。ここは浅瀬なので、竹の長い棒でうんしょうんしょと押していきます。しばらく押しながら前へ進み、「え?この竹で進むの?」とアホな事を考えながら(でもちょっと本気にした) ボートは群青色の海へと進んでいきます。私は生まれてから一度も青い海というものを見たことがありませんでした。

 前から「青い海が見たい」と男にアピールするようなセリフを友人のむきんちゃんにアピールしてきましたが、連れて行かれたところは青じゃなければエメラルドグリーンにもほど遠い、どっちかっていうとうぐいす色だか日本の松島のような海(そっちのが意味不明?)のペナンに連れて行かれましたからね。去年。それはそれで楽しかったんだけど、やっぱり見たいのよ青いの。 でーーっ。いやあっとここで見れた。青くて水色で透明な海。これこれ。これが見たかったの。海なし県で育った私には海というものは本当に憧れというか遠い存在。(遠いもん)でもこんなに海を満喫しちゃってんのよ。タイタニックポーズとかしちゃいたいくらいよ。(←少し解釈を間違っている)本当にきてよかった〜。

 次々に見える島に対し「あれか?あそこに上陸かー?」と身を船から乗り出すたび、後ろで船を操る山本譲二似のおにいちゃんはさらに身を船から落ちる寸前ほど乗り出してほ前方の進路を確認。確認したいのに一生懸命見ようとするのをジャマする私達。しまいには困ったちゃんの(._.)になってました。 船の中は居眠りしてる人やただボーっとしてる人、私はというと酔い止めをまたしても飲んだので(3日連続飲用)、このぐわんぐわんぐわわわわわん揺れる揺れる船も気持ち的にも楽しいからなのか、酔ったりしませんでした。よかった。奇跡かも。 ふと見るとオジサンと現地オネサンは肩を寄せ合ってなかなかいいムード・・・。
 がしかし、オネサン髪を洗ってないらしく、風に乗ってアタマの匂いが後ろにいるこの犬並みの臭覚をもつ私773にモロ直撃。鼻が痛くてひとり大暴れ。頭洗え〜。半泣き。 橋を出てから1時間、やっと島へと上陸。長細い島はむかって左側にはとても古い家がびっしり所狭しと並び、右側は小さいバンガローのような小屋が並びそしてキレイな砂浜とまさにこれがリゾート地、てな所。こういうところでも貧富の差が激しいんだな、と感じさせるまったく別の雰囲気を持つ島でした。

 地元の子供達が遠くでじーっと見ているなか、ジャバジャバ海の中を通って島に上陸。やしの木で作ったようなバンガローに荷物を置くと、ちりんちりん、と鈴をならしてアイス売りのオジサンが現れる。「アイスオイシイヨ。」と話し掛けられ、50ペソと高めだが、ウベアイスを食べてみた。すんごい紫色だったけどほどよく甘くておいしい〜。でもこれ1個でもう充分だなってカンジの味でした。値段もね。 そしてバーベQが出来上がるまでシュノーケルで遊ぶことに。「シュノーケルセットアルヨ。タダシコレ別料金ネ。」と船にいたリーダーらしき人物が話し掛けてくる。
 いくら?と聞くと1人400ペソ。4、400!?そりゃ高いでしょう〜。もすこしまけてと言うと、「ノー。コレワタシ関係ナイネ。ホテルカラナノネ。ダカラ400。」と譲る気ナシ。でもここで借りなきゃ他にないし、シュノーケル以外やることないのでしぶしぶ借りることに。ぼったくってます・・・。「私たちはダイバーなのに借りてるなんてのがちょっとヤ。」と負け惜しみを言いながら(ていうか昨日なったばっかりなのに。まだ3タンクなのに。アホ)セットを借りて装着してみると私が履いたブーツは両方左足用。「これあってな〜い」と抗議すると現地の方々みな右足を一生懸命探してくれるのだが(イイ人)、さっきのリーダーがまたもや現れ、「ハーダイジョブダイジョブ。コレデダイジョブhahaha」と私に両方左足を履かせたのだった。 おまけにマスクには『jorなんとか』って名前書いてあるし。   って私物じゃん!!おっさんの匂いがするねん!いやじゃコレ! 文句を言おうにももう予備はナシ。しぶしぶ右足がへんな方向に曲がりながらも海へと入っていったのだった。 「カヌーデイイトコ(ポイント)マデ連レテ行クヨ」と言われたがまたしてもボッタクリ。高い高い。ジェットスキーなんてさらに高い高い。ボッタクリの嵐。 (しかしさすがあのおっちゃん達チームは金持ち。両方やってました)

 4人ひたすら自分達だけでバシャバシャと泳いでました。(泳ぎすぎて『イイポイント』までなんなく泳いでいってしまう河童4人)海の中は、あまり透明度が良くなく、オレンジ色で茶色いイボイボが特長の昨日もいたる所にいたヒトデばっかりと、クマノミさん、青いヒトデ等、昨日マクタンで潜った時とさほど変わらなかったです。(みんな海ヘビを見たらしいが、私だけ見れなかった。すげく見たかったのに)それでも手の指がふやけてしわしわになりすぎるまで泳ぎ、すごいところまで流されながらもシュノーケルよりもダイビングのがやっぱり面白いなの結論を出し、昼食をとるため岸に上がったのでした。



船から見た島





 
 
 すでに昼食の準備も出来上がっていて、内容を見てみると、串焼きがメインです。エビ、白身魚、ビーフ、チキンetc・・・それにライスとデザートにはスイカとマンゴー。串焼きがとってもおいしそう。 セブに来てはじめてまともに味わうセブの味。とってもオイシイ!。魚も臭くなく、ぜんぜん抵抗ないし、お肉もオイシイ。ライスは独特の匂いがありそうだったので、(バンコク・ペナンのごはん両方とも私は食べられなかった)少なめにしておいたら、ぜんぜん匂いもなく大丈夫。
私は絶対に食べられないと思っていたのむきんちゃんに「ぜんぜんたべられるじゃん」と言われたほど 最後はおかわりまでした4人。 朝があの量だったからやっぱりおなかすいてたのね。

 「あ、そういえばここの島の名前聞いてないや」と思い出し、ガイドさんに尋ねるが、聞いたけど帰りにはすっかり忘れてしまいました。 オプション・ブックには「ナルスアン島 or カオハガン島 」と書いてあるからたぶんどちらかなハズ。(いいかげんでゴメンナサイ)余ったおかずを従業員さんたちがお昼としてその後食べていました。残ってしまうほどの充分な量です。
 当HPで学んだアイランドホッピングといえば大量に押し寄せる現地の方の物売り攻撃。ですが、だーれも来ません。いるにはいるのだが寄って来ない。そこに座っているのだがべつに来ない。あっれー。強引な人ばかりじゃないんですね。すこし拍子抜けもしたりしましたが、まだ時間がありそうなのでこの島の端のほう、すごくキレイな砂浜付近で再びシュノーケル。がしかし、砂地はだめですよ。(そりゃそうだ)波が少々荒い上砂が舞ってしまい濁って何も見えず。

 時間も迫ってきたのでシュノーケルは終わりにし、最後写真を撮りにさらに端の端まで。海に入ってまた遊んだりとしているうちに帰る時間に。見れば遠くでガイドさんが待っている。 ああ!もうみんな船に乗っている。空港のときのようにまたご迷惑をかけている私達。いそがねば。 歩いていく途中(オジサンではない)男の団体発見。
 「かいーかいー」と体を掻いているので日本人と判明。私達の会話を聞いていていきなり「日本人!?」と聞いてきた。「そうです」と答えると「おじさん金もってるぞ〜金もってるぞ〜」とサングラスをかけリゾート気分いっぱいの自称:オジサンはそればっかし言いながら話し掛け、他の男は「あーナンパしてるぞ〜」と勝手に盛り上がり「どこのホテル?」など聞いてくる。聞いてどうする。「なにー?男連れできてんのー?」だから聞いてどうする。 「そうでーす」と言うとどうやらあきらめたらしい。  「男連れで来てたらんなトコにいねえよ」の4人の声は聞こえたかどうかわかりませんが、リゾートだからって何しても許されるってわけじゃないんですよ>男の方達。それにしても金でどうこうしようと見られたのが頭きますね。どうせ言うなら「お金がありますからぜひ何々いかがですか?」とか「え〜いこの際だから何々しませんか?」ぐらいちゃんと言えってんだ。(* ゚Д゚)<怒  ←違う意味で怒ってる?

  「ナンパinセブなのに日本人につかまる」もひとまず体験し、帰りもやはり1時間かけて無事マクタン島に到着。マクタンに着いてから体中を見てみると、や、焼けている!!。あれほど日焼け止めを塗りたくっていたのに!。じゃなくても色黒なのにさらにキレイな色になってる!。どうみても日焼け対策をしたようには見えないくらいすてきな肌になり、しかも足にはブーツによる日焼けで足首下は焼けてなく、それより上は黒、というツートンカラーになってしまいました。水着の跡ならまだカッコイイが、ブーツの跡ってば。旅行記書いた今もキレイに残ってたりします・・。  <余談>そしてあまりにも黒い為、挙式当日全身白く塗られた私。それだけは絶対イヤだったのに(泣)。白黒い773。はっきり言ってちがう生き物でした。ま、今思へばそれもまた思い出なのかも・・・。

 ホテルに着いた後、そのままの格好で女だらけの水泳大会をプールで行ない、ひととおり遊んだ後、夜はカジノに繰り出しちゃうぜ、という事でとりあえず今日はマクタン島内で遊ぶことに。







 
  カジノで遊びまくるぞ!の巻

 さて、お金を下ろさねばいけないので、ホテルタクシー(250ペソ)にてガイサノマクタンへ。 ついた頃にはあたりはもう日が落ちていて真っ暗でした。でもすんごい人。しかもうるさい。なんなんだ?と思えばデパート入り口に地元の若者で結成した音楽隊がいるではありませんか。クリスマスソングを音程を間違えながら演奏する鉄琴(なつかしい)係、地元の歌だと思うのですが子供の鼓笛隊一式が使う楽器+トランペットというか音階の調節がないただ「プァアー」と吹くやつだけのものをそれはもう目いっぱい鼓膜破裂ギリギリいっぱいまで音を出す。なんでそこまで出すねん!君ら鼓膜おかしい。それは音楽なんてものじゃなくただの騒音にすぎませんでした。しかもATMがそこにあるもんだから相変わらずの長蛇の列でじつに10分以上音楽聴きっぱなし。鼓膜も瀕死。あげくのはてにゃここのATM、CITIBANK使えん!提携のcerrusも使えん! うがぁ!(怒)。

 並び損に加え、店内に入ればそれはもうゴッタゴッタ返し、せまい所に人がうじゃうじゃ。とても買い物をする気にはなれず、「もうとにかくココ出よう!」とカジノのあるウォーター・マクタンに行くことに。 相変わらずタクシーの運ちゃんにふっかけられながらもまだ騒音が鳴り響くなか、あーもう50ペソにしれ!とタクシーの交渉し、しぶしぶOKの運ちゃん走った途端エンスト。仲間数人が押しに押してやっとエンジンがかかったとってもあやしい車にて ウォーターフロントへ到着。

 さっきの騒々しさとはうって変わりウォーターフロント。うーむやはりキレイ。 でも人がいない。ガラーンとしているホテル内。クリスマスのイルミネーションのみがぺかぺか光っております。外にいたホテルの人に先ほど下ろせなかったATMのことを聞いてみた。マクタンにどっかないんですかいと。するとフロントにも確認とってもらったのだが、やっぱりセブシティの方に行かないと無いとの事。cerrusも同様。(や、絶対大丈夫なところたぶんあるんだろうけど、彼とフロントの人は知らなかったみたい)ふ〜。こりゃいま持ってるお金でなんとか過ごして明日直接CITIBANKに行くしかないな、と決め、カジノへ。
 カジノの服装ですが、いたって普通の格好でOK。ジーンズ・スニーカーでも大丈夫みたい。よっぽどだらしない格好やラフすぎるもの(サンダルばきなど)だとダメかもしれませんが。全然考え込まずに普段どおりでいいと思います。

 入場料を払いでっかいラプラプ像を見ながら中へ。するとそこにあったものは スロットなるコインゲームが右にズラーーーーーー。左にはルーレット、ポーカー、などなどディーラーさんがついてるゲームがありました。 とりあえずコインゲームから始めることに。両替所でペソをコインに交換。スロットは2ペソ用と5ペソ用のマシンがありました。
 これでけっこう遊べます。4人全員何回か当たりがきてしばらくそこで遊んでいました。すると係の人が話し掛けてくる。日本語がとてもお上手。いろいろやり方を教えてくれます。 名刺をくれたのでみるとカタカナで「アベ」と書いてある。アベさんは日本に来たことがあるらしい。「ドコカラ来マシタ?」と聞かれるので、絶対分かるわけねいな〜と思いながらも「トチギ。知ってますか?」と聞くといきなり「オーニッコウ(日光)・・」と言い出した!。なんで知ってんのん!聞くとなんとまあ、栃木で働いていたらしい。ホントそれ?。あまりにも偶然すぎる。だってだって栃木なのに(笑)。
 アベさんは「ホテルマデ何?タクシー? タクシーナカッタラワタシ仕事オワッタラオクッテイキマスヨ。」と言う。いやー・・・ねえ。それはちとコワイ。うん。それはちょっとご遠慮だ。「ナンカアッタライッテネ。」と満面の笑みを浮かべアベさんは戻っていった。 だけど送ってもらうのはコワイがな。アベさんイイ人だけどそれはパス。

てなことで私とのむきんちゃんはコインも飽きたのでルーレットに挑戦。