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          セブ島最前線〜773さんより




 
           

 




 
   見れば運ちゃん人ぶつけながら走ってる〜。 ぶつかってるの〜っ手とか。「おいおい大丈夫なのか。」と不安になる4人。だって人身じゃないですか(笑)。←笑いどころではない それでも走っては降り、道を聞く運ちゃん。あたりは真っ暗。私たちもけっこう道は覚えたつもりだが、暗いと同じように見えてわからん。 ここドコ?。
 そして運ちゃん:「Ahージョリビ〜」と思い出したように言い出したので「あーもうジョリビーはいい!大丈夫だからがんばって運転してくれ!」と言いました。日本語で。結局私たちはただのジョリービーを連呼するジョリービー好きの日本人となってしまいまひた。なんだかな。
 それからやっと店が何軒か出てきて、地元民の集団発見。そこでやっとあっちの方向だ。と方向情報のみゲット。喜ぶ運ちゃん。安心の4人。お礼を言い、少し元気になった運ちゃん。さあーいくぞ!とばかりにバックしたところ、ガコンと衝撃が。

 あああ、また!?。見れば後ろのトライシクルに衝突。 トライシクルの兄ちゃんタクシーを「ドガンっ!」と蹴る始末。うおーこんどは対物かよ〜(悲)。 ちょっと待ってて。と運転手さん、降りて兄ちゃんと示談交渉。残された4人。車をぶつけたお父さんが相手と外でお話中のところをじっと待つ家族の気分を味わいながら、朝はホテルの食事でいいやとあきらめ、買ったパンをもくもくと食べる4人。は、お父さんが帰ってくるのをじーっと待っていたのでした。 なんでセブまで来てこんな申し訳ない気分にならないかんのだ。 しばらくして交渉成立したのか運転手さんは悲しく笑いながら帰ってきた。「アイムソーリー。」と悲し顔。「気にするなー元気出せーさあ歌を歌えー」とがんばる日本人。 とにかくがんばって運ちゃんと協力しホテルを見つけねば。 もうぜったい生きて帰ったる!! (必死)。

 しばらく走行後、やっと、やあーっと見覚えのある通りを発見。建物発見。看板はっっけ〜ん!! か、帰ってこれた・・・。 よかった・・・時間も22時前。なんとか無事なんだかなんだかわかりませんが到着。タクシーのメーターはあちこちぐるぐる回りもしたけど、160ペソ。これでお車治してね(ムリ)。の気持ちを込めて200ペソ渡しました。
 最後まで申し訳なさそうにしていた運転手さん。いえいえこっちもわからないところここまで来ていただいてありがとうございます。 「帰れる?」と聞くゆかち。 大丈夫。走っていればいつかは着くでしょう。 と、セブにてタクシーの人身・対物事故まで経験させていただき貴重な体験をいたしました。とさ。







 そして急いで出かける用意。セブパラダイスのマッサージが待っている。10時には迎えの車が来てしまいます。少々早めに部屋をでてフロントで待つこと20分。来ない来ないと不安になりながらもようやく来ました「セブパラダイス」の車。ワゴンに乗りこの疲れきった体を早くなんとかしてもらいたい・・・とマッサージ好きの4人。  いざセブパラ。
 セブパラダイスはJCBの割引クーポンが使えます。お支払いはみなJCBで全員割引。コースはというと「一番長いヤツ」。エステ・マッサージコースがやりたかったのだが、2時間以上かかってしまうので「いまからはNO。」時間がなくなったのはうちらのせいじゃないぞ。と少々不満を抱きながらも1時間半のマッサージコースへ。お値段 850ペソ。日本にくらべたら全然格安。やっぱ海外に来たらエステ&マッサージでしょう。(今回エステはできないけれども)

 スリッパに履き替え、ロッカールームに行って下着は全部取り専用の服にお着替え。他にお客さんはいま終わったっぽい方1人のみ。すごくガラーンとしてます。もう最後だもんね。すると、「まず一人先にシマス。」との事。ゆかちがトップバッター。 一人一人じゃ時間バラけてヤダな。とちょっと不安。 するといままでソファーに寝っころがってくつろいでいた係のおばちゃんがTVをNHKに合わせてくれ、残った3人にいちおウエルカムドリンク(サービス)らしきウーロン茶を待ってる間くれました。(ということでゆかちはドリンクなし)TVはセブにに来てやっとここではじめて見た。日本語が懐かしい。ていうかテレビのある生活が懐かしい。 でも合宿所暮らしも慣れればなんてことはない、いけそうな気もするのも確か。
 くつろいでいると今度は2名。そして数分遅れで残っていたえっはーもマッサージを開始。 2階にあるズラーっと顔のところに穴が開いているベットが並ぶ部屋でマッサージ開始。それはそれは気持ちいいのなんのって。あんまり気持ちよすぎて記憶ありません。これはぜひやっていただければわかります。 エビ反りも気持ちよかった。「うぉぉお〜。」ってカンジです。人ひとりをひょいっと持ち上げちゃうのは流石。慣れてます。もう全身リラックス。時間にして1時間10分後、こちらのマッサージも終盤。ふと斜め前のベットを見ると白いシーツをかぶせられて台に寝かせられてる人発見。「死体?。」 よく見るとマッサージが終了し、シーツですっぽり覆われ直立で寝ているゆかちでした。 あれはほぼ死体。 

 すごーくリラックスして終わったマッサージ。心も体もリフレッシュぅ。 チップは最後にフロントでマッサージしてもらった人別に封筒に入れられて渡します。50ペソ。もうちょっと入れたほうがよかったかな?気持ちよかったし。時間を見るともう0時半近い。
 帰りはまたワゴンで。と思ったら、次々と乗り込む店のおばちゃん達。あいのりで帰るのか?。まあいいか、と思いきやこのワゴンの運転手さん早く帰りたいのかエッライスピード。段差なんて早すぎて飛び越えちゃってます。で、おばさん達と運転手さんこれまた「ワッハッハ」と楽しそう。だけど車すんごい荒い。ちょっと酔いはじめた。おえ。がんがん行くワゴン。道にいる犬を避けるよける。あまりにも早すぎていつもは車が来てもゆっくりと避ける犬が、体を斜めに倒して「ぴゃーっ」ってよけてたの。本当に。 運転手さんがんばったおかげでホテルにとっても早く着きました。「バーイ」と元気に帰っていった従業員さんたち。せっかくリフレッシュしたのに気分悪くなっちゃったよ私。 うおえ〜。

 でもこれで楽しかったセブもおしまい。なんだかあっという間でした。荷造りにいたっても、ダースごと買いまくりスーツケースは飛び出るほどパンパン、手荷物だってものすごくデカイのが2,3個も出来てるのむきんちゃんとは違い773はスマートにスーツケースに全部入り、手荷物も小さいのが1つ旅上手・おしゃれ上手(?)風にすっきりまとめて無事終了。 ああ〜明日は帰るだけなのねぇ。と最後のセブの夜はふけていったのでした・・・。



 





 
11月20日(月) さよならセブ、こんにちはニッポンの巻

 今日もすっきりさわやかに目覚める。しっかし旅行してる時の朝ってなんでこんなすっきり起きれるのでしょ。いつもの毎日とは比べ物になりやせんね。 セブ最終日。朝食を食べたらいよいよここともお別れです。 レストランに行き、メニューをもらいアメリカンスタイルの朝食をオーダー。出てきたものは何日か前に食べた朝食とほとんど変わらなかった・・・。 でも最後ですからじっくり味わって食べてきました。

 さて集合は10時。その前にチェックアウトしなければ。 フロントのリッキー・マーティンのところへ。さっそく渡された伝票をチェック。だいたい合ってるはず・・。とみると2ボートダイブの文字が。これは違うぞとリッキーマーティンに問えば「Cカード取得料」とニッコリマーティン。まぎらわしい項目つけないでよリッキーマーティン。 そしていままで持っていた現金をすべて使ってしまおうと4人で出し合いこれはちがうこことこれで・・と格闘30分間。出来た頃にはもう出発時間目前。ヤバイ!。行きも遅れた私たち。帰りもなんて「またかよ〜」と思われちゃうわ。
 急いで部屋に戻り、ダイビングの写真をショップに届けに行ったりと必死に準備。その間2回も呼び出しの電話かけられちゃった。でもー!フロントの時計って15分早く進んでるんだもん。まだ大丈夫なハズなのに〜(といいわけ)。結局10時ジャストに773部屋チームは完了。となりの部屋の様子を見に行くと、ここにきて「スーツケースのカギがない・・・・(青ざめ)」とパニックに陥るゆかち。
 探しまくるが結局見つからず。時間は過ぎてしまったのでカギをしめないで運ぶこととなりました。(後日発見・やっぱりバックの中・笑)ワゴンの中で待つみなさんの目が冷ややかでした。(あたりまえ?)に、2,3分ちょっと大目にみてくれ〜@。すみません。本当。もうしません。
 なんとかワゴンは発進、このガタガタ道とも今日でお別れ。昨日斜めになっていたわんこ(間違いない・自信アリ)が今日は早めにてってってっと車をよけて歩いていました。  セブ楽しかったな〜。またぜったい来たいです。

 そうこうしてるうちマクタン空港到着、これからマニラに向けて出発です。 有り金は空港税500ペソ除いてほとんどナシ。若干残っていたえっはーとゆかちが日本円に空港で両替しました。でもって、ペソはキレイになくしてきました。(それがのちのち大変なことになる。ってまた?)あいかわらず空港も人がいっぱいそして大行列。見ると昨日街でやってたドックショーで犬を飼ったらしきお金持ち風の家族連れを発見。ゲージやらエサやら実物大の犬のキャラクターのぬいぐるみをいっぱい抱えて移動中。ゲージを見るとヨークシャ・テリアとコーギーの子犬が。カワイイ。列は進み荷物検査、犬家族の番。 え?犬もあの機械通すの?。と見ていたところやっぱり犬は通しませんでした。(あたりまえ)かわりにあのぬいぐるみが立ったままトレーに乗りベルトに乗って行きました。 (ちょっと面白い)

 たくさん買い込んだ私達、ちょっと重量オーバーが心配。半端じゃない量だもの。 おそるおそる乗せて見ると、・・・でた!4人で9キロオーバー。 「減らしてきてくれ。」とご通達。 せ、せっかくキレイに詰めこんだのにぃ〜。キィーっと怒る4人はすぐさま目立たぬよう(でもかなり目立ちすぎ)荷物ばらし開始。「これでもかーこれでもなのかー」と全員興奮・焦り気味血迷ったか773、パンツを思わず手荷物に。(してどうする)あーだこーだよ格闘していると、空港の係員登場。「荷物オーバー?」と聞く。
 すると彼は「ダイジョブネ。ダイジョブネ。」と言い残し、直接カウンターのさっきのおっさんと交渉し、量りもせずにおっさんは荷物をすんなりと通した。 「はぁ?」なんであっさり通すねん。
こ、これはなにかあるとちょっと考える。 「アト空港税ネ・・。」うんあるよ500ペソ。「国内ノペソネ・・。」ええ!?こ、こ、こ、こ、国内かかるのぉ〜。 知らなかった。え?かかるの?。みんな知ってるの?500ペソだけじゃないのぉ?
 すっっっっかり国内の空港税を忘れていた私たち(笑)。ヤバイ。ボーゼンとする4人。 はっ!でもさっきえっはーとゆかちの2人が日本円にして持ってた!。ていうかお金はもうコレしかない。
それを持って係員と共に両替しなんとか国内用の空港税無事支払い完了。 とりあえずなんとか危機を脱出。 
 案内にしたがい、ロビーへ。すると空港係員さんってば入り口前で立ち止まり少しはにかみ顔。
そして「ア〜ココマデデネ、気持チトシテネ・・・。」 そうね。チップね。チップよね。チップだな。
「千円。」 「せ、せんえん!?」 なんで千円?ていうかボッタクリ!高いじゃん!ていうか金ねえっちゅうの!!。ていうか誰だこの言葉教えたの。 「え〜だってさっき全部払ったからお金ないよ〜。」それは彼も知ってるので「ア〜」と困り顔。手持ち100ペソ。ゆかちが未開封のタバコを持っていたので「これしかない。これでガマンして。ていうかコレで。」と出すと「OK。」となんとか彼も承諾したのでした。  それにしても千円って。 パン8コで100円なのに。

 そんな彼にセブセブ最後にびっくりさせられながらも飛行機は無事定刻どおり離陸。快適な空のたび・・・かと思えば、ついにとうとうやってしまった。私、また飛行機に酔ってしまいました・・。思い出すペナンの悪夢。血を吐いた思ひ出。マニラまで1時間ちょっとなのに。 んんん?しかも今回はいつもと違う。体がシビレて動けない・・・。運がいいことに(?)飛行機内では吐かず、降りた空港のトイレにダッシュ!速攻吐きました。 で、またしても若干の出血が。 「ウヲー!2年連続ー。!(叫)」 体が言うことを聞かずまっすぐ歩けない。・・・・ここからはもう記憶がぽつりぽつりとしかございません。 ごめんなさい乗り継ぎ?何?それ?いつしたの? 状態でゴザイマス・・・。ずーっとベンチにひっくり返り、ゲートを通るまで立ってられずしゃがみこみあやしき日本人と化してました。

 マニラからのスチュワーデスさんはイイ方で気分が悪い私を「食中毒の可能性もございますね」と根拠はなんだかわからんがずばり指摘し、トイレの近く、エコノミーでいちばん前の席に移動してくださって、付き添いののむきんちゃんと共に足はノビノビ人が密集しまくった真ん中よりも気分的にもラクラクの開放感が味わえました。病気も悪かない。 (いや悪いでしょ)飛行機はぐおんぐおん揺れまくりましたがあまり考えずひたすら寝て、夢うつつのまま奇跡の成田生還。
 ぶ、無事戻りました〜。 ありがとうスッチーさん!。ありがとうフィリピン航空!。ありがとーうセブ!!。(←ちょっとおかしなってる)

 そして何の根拠もないが、「急げ!急げ!」となぜか出口へ急ぐ773&のむきんちゃん2名。(エコノミーで前のほうに座ったことがなくすぐ出れたのがうれしかったらしい)早く出れても結局は後方の残り2人を待つことになるのに(笑)。

 ・・・マンゴーシェイク、今思えばそれは氷から出来ている。 確実におかしくなっているお腹を抱えつつ「ちょっと医者の方で見てみますか?」と尋ねる検疫所のお姉さんを「大丈夫ですから。ええ。大丈夫です。」と歩きながらふりきる773。セブは本当に楽しかった。楽しかったのよ。  でもね、一刻も早く帰りたいの・・・。

                   だって明日仕事だもん。

こうして格安ツアー in セブは幕を閉じたのでした・・・・・・・・・・・・・・・。







 
  *おまけ*  セブ旅行 ・ その後

 全員が家に着いたのはもう日付も変わろうとしている夜中。全員次の日仕事です。 んが!。徐々に体調が悪くなっていた 773・のむきんちゃん・ゆかち は翌日から腹痛に延々と襲われることとなる。
 一人元気そうだったえっはーは数日後発熱し、病院にお世話になったのでした。 私の腹痛が治ったのはじつに3週間後。1ヶ月近くなんらかの症状が出ていました。 すぐ病院に行けば治ったものを・・。 そして血を吐きながらも胃は元気。こちらも病院に行ってません(笑)。行けって?。

 あれだけお金の面で苦労したセブ。CITIBANKめ!と暴言を吐いておりましたが、次の月に行ったアメリカではいたるところに設置されており、お国が違えばこうも違う、とても快適に利用させていただきました。シティバンクさん。ぜんぜん使えます。(いまさらフォロー) でももう少しアジアでの体系を改めてくれればなあ・・・(なんてポロっといってみたり)

いろいろ貴重な体験をさせてもらいました。セブってば。 また、行くわよ! 来るなと言われても行っちゃうんだから!。

みなさま、長々とこの体験記にお付き合いくださりありがとうございました。

−   おしまい   −






 
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